関東大学リーグ3部B5週目 立教大−桐蔭横浜大(2)

立教大#12吉沢
【1日結果】
立教大(7勝3敗) 100-53 桐蔭横浜大(10敗)
横国大(10敗) 55-77 一橋大(3勝7敗) レポートはこちら
関学大(8勝2敗) 63-59 学芸大(7勝3敗) レポートはこちら
東農大(7勝3敗) 85-93 玉川大(8勝2敗) レポートはこちら
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立教大 100(25-16 24-9 22-26 29-2)53 桐蔭横浜大
立教大を支える2人

「うちは大体誰かが突っ込むから、自分も行くとオフェンスばかりでディフェンスがなくなって、バランスが取れなくなる。だから自分はディフェンスからやってマークにボールを持たせないとか、(#17)岩田から速くつないでスピードを生かしたりとか。でもやっているといってもそれくらいです」
立教大の能力は4部では飛び抜けていたが、今年3部Bに昇格しても「苦戦は全然していない」という。確かにこれまで3部B上位や3部Aから降格してきたチームと当たっても1勝1敗、もしくは2勝で切り抜けた。となると、この状況は立教大にとっては良くも悪くも紙一重でもある。
勝てるだけの力しか出せなくなってしまうのではないか―。
「確かにうちは集中力がきれるのがはやいです。でもあまり試合には出ていませんが、4年生が練習から引っ張ってくれているので。だから4年生4人を最後出してあげられるようにと思って、僕たちはやらないと」
点差が開いた時、もしくはもともと力でアドバンテージがある時。試合の中でリズムは上下するものだが、そのリズムそのもののレベルが下がらないよう、上級生になった松枝が“バランスを取って”いく。
「上位のチームは対戦がまだ残っているので、どちらかが勝てばどちらかが必ず負けてつぶし合いになる。だから僕たちはきちんと勝っていくだけです」

ただ、3つの黒星は全て7点差以内で、後半に逆転されたものだ。今は首位と星1つ差の2位タイなので結果オーライだが、「取りこぼしたのはもったいなかった」と原田は言う。
立教大は、今でこそリーグで順調に勝てるようになったが、今の3年生には苦い経験がある。2年前は4部1次ステージで1つしか勝てず、2次ステージ下位リーグで8チーム中4位に入らなければ5部に自動降格するところだった。
「自分達は1年生の時に降格の危機を味わったからわかることも、後輩にはやはり経験しないとなかなか伝わるものではないんですよね」
チームがもっとできることも、わかってはいる。
「もっともっと引っ張るしかない。メンバーが変わっていない分、年を追うごとにチームはよくなってきているし、リーグのあと春まで間があきますが自主的にやるメンバーも増えています。自分達がいなくなっても立教のスタイルを貫いてほしいから、練習からもっとまとめてチームを成長させないといけない。そうじゃないと来年入ってくる選手も困るでしょう」
立教といえばこの2人。その後のことも考えて、満足はしない。
「勝っても足りないところが見えたらチームはまたやる気になると思います。だから今年、上がらないといけない」
立教大を受け継ぐ2人

「大学は自分がやるかやらないかだと思うんです。つまらなくやっても仕方がない。やれることをやろうと。あと、高校(福岡大大濠高)の時あまり出られなかったから、出られているだけでも楽しいです」
こんな選手が控えていたのか、と思わせるようなポテンシャルの高さを当然他のチームは警戒しているが、それすら楽しんでいる。
「確かにトーナメントと比べたら、どこのチームもスカウティングしてきて最初はマークに戸惑いましたが、やっているうちに慣れていきました。無理に自分が攻めなくても、やれることをしっかりやればと思っています」
自分がやるかやらないか。流されず、自身のプレーを続けていってほしい。それには、やはり相応しい舞台をつかむことが重要だ。
「日ごろの練習からチームオフェンス・チームディフェンスの精度を今やっている以上にあげて、上に行きます」
同じ1年生でも#22西鶴俊輔(174cm・G)は新人戦ではコンディションが合わずメンバーに入っていなかったが、「合宿もあって結構充実していました」という夏を経て、リーグではチームのアクセントになっている。
「”消耗戦”と先輩は言いますが、プレータイムが多くないのもあるかもしれませんがそれほど疲れはきていません」
とルーキーらしく元気がいい。この試合もそうだったが、西鶴が入るとチームのスピードがまるで変わる。
「速い展開を作って流れを変えるのが自分の仕事だと思っています。高校(市立船橋高)も速いスタイルのチームだったし、高校で学んだことが大学でも生きています。(#17)岩田さんと代わった時に遅くなってしまうと困るので、今は岩田さんを見習ってやっています」

「高校の時からめったにシュートを打たなかったので、中途半端ですが“12点”。頑張って10点までいったのですが、12点目は仲間が前にいたので…パスしちゃいました」
と笑う。いつも笑顔だ。
「もう、小さい頃からです(笑)。試合中はマジメですよ。あ、でも大学に来てからは試合中も笑っています」
立教大での4年間は、始まったばかり。実績のある選手が集まり始めて3期目の彼らは、1部に挑戦する権利も持っている。
「チームとしては、高校の時のチームメートが結構上のリーグに行っているのでチームメートとも戦いたいし、とりあえずは2部に行けたらいいな、そこで活躍したいなと思います。個人としては、今呼ばれる時はおそらく流れが良くない時なので、流れを変えられるようディフェンスを頑張って。オフェンスもシュートに行けたらこれからは積極的に行こうと思っています」
取材・文 北村美夏 2006年10月01日
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