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全日本女子ジュニア柔道、松本薫がオール一本で優勝


(写真は上段左から平井希、清水千晶、児山沙月、白石のどか、下段左から山岸絵美、粟野壽子、松本薫)

全日本女子ジュニア柔道選手権結果

78キロ超級 優勝:白石のどか(埼玉栄高校)
78キロ級  優勝:岡田紘味(三井住友海上火災)
70キロ級  優勝:清水千晶(三井住友海上火災保険)
63キロ級  優勝:平井希(東海大学)
57キロ級  優勝:松本薫(金沢学院東高校)
52キロ級  優勝:粟野壽子(日本大学)
48キロ級  優勝:山岸絵美(三井住友海上火災保険)
■決勝結果■

48キロ級
○山岸絵美(三井住友海上火災保険)−中村美里(渋谷教育学園渋谷高校)


 両者とも左組みの相四つ、前半はやや両者とも間隔をあけて、細かく足技を繰り出す。時には袖を持ち合って相手の良い組み手をさせない。ポイントにはならないものの両者とも技が出るため、まったくのノーポイントで時間が進む。そのままゴールデンスコアにはいるかと思われた残り6秒、中村の不意をねらう山岸の双手刈が効果となり、山岸絵美が二年ぶり二度目の優勝を果たした。




52キロ級
○粟野壽子(日本大学)−垣田恵利(阪神柔道協会)

 52キロ級では身長が高い垣田(160cm)は右組で奥襟を取ってからの内股に行く。対する粟野は、あまり組み合うのではなく、それをかいくぐって掬い投げや双手刈で対応する。柔道が欧米の選手のスタイルに似ている。特に掬い投げは、足首をつかむアマチュアレスリングのアンクルホールドのような形で、ポイントにはならなかったものの垣田を何度も転ばせた。残り20秒に粟野の双手刈が効果ポイントとなり、そのまま粟野が初優勝。
「うれしいです。(双手刈や掬い投げについて訊くと)苦し紛れの技なんです。練習ではちゃんと組んでから練習しているんですけど、試合ではでてしまいます。もっと上の大会で結果が残せるようにがんばりたいです。(試合後のインタビュー)」


57キロ級
牧志津香(大阪工業大学高校)−○松本薫(金沢学院東高校)

 
 上四方固、腕ひしぎ逆十字固、横四方固とすべて寝技で勝ち上がってきた松本、特に立ち技から寝技までの連絡が早い。不利な体制で倒れてもあっという間に体を入れ替えて、押さえ込みや関節技に入っている。決勝も開始30秒で、横四方固めに入って一本勝ち。
 「寝技の練習はやらない日もあって、あまりやっている気持ちはありません。寝技は得意なんですが、立ち技が苦手なので今後の課題としては立ち技、特に大外刈をがんばっていきたいです。(試合後のインタビュー)」



63キロ級  
○平井希(東海大学)−太田琴乃(埼玉栄高校)

 地元の選手である太田、ひときわ大きな声援が会場に上がる。平井が左組で、太田が右組みの喧嘩四つで組み合う。試合時間のちょうど半分、2分過ぎに、平井が背負投で有効を奪い、そのまま身体が崩れたところを押さえ込んだ。この押さえ込みは太田が返すが、残り1分で、今度は三角締めの形から、腕を道衣で固められて横四方固に押さえられた。太田も今度は返せず、平井が二連覇を果たした。


70キロ級  
○清水千晶(三井住友海上火災保険)−穴井さやか(帝京大学)

 穴井は177cm、清水は160cmで、17cmの身長差。70キロ級で180cmに近い身長は日本人選手では珍しい。試合開始から清水が、その身長差を逆に生かして、穴井の懐に何度も背負投で飛びこむ。穴井は、その清水のテンポについていけずに後手後手にまわる。2分に穴井に指導。残り1分となって、清水の小外掛けも決まり、効果ポイント2つで清水が勝利した。


 

78キロ級
児山沙月(山梨学院大学)−○岡田紘味(三井住友海上火災)

 児山が左組で、岡田は右組み喧嘩四つ。序盤から岡田が喧嘩四つの相手にやりやすい袖釣込腰を中心に攻める。2分12秒、2分43秒と袖釣込腰で効果を奪って岡田のペース。しかし後半になると岡田に技が出ない。残り1分を切ったところで指導を取られるなど、ペースが崩れたが、そのまま岡田が逃げ切って優勝した。



78キロ超級 
立山真衣(東海大学)−○白石のどか(埼玉栄高校)

 
 白石が、試合開始から積極的に内股をかけていく。ポイントにならないが、昨年優勝の立山に対し、高校生ながら自分のペースに引き込む。立山も苦しくなる中で内股を出していくが、自分から体を崩してしまって投げることができない。残り二分には、立山が仕掛けた大内刈を白石が返して技あり。すぐ後に立山が押さえ込みで効果を奪うなど、終盤は立山の技が目立ったが、白石が最後までしのぎきり、初優勝を果たした。


レポート:谷川れい 2005年09月17日
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