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第2のチームで 全日本実業団競技大会 バスケ

 9月19日まで行なわれていた全日本実業団バスケットボール競技大会。昨年の優勝チームである鷺宮製作所の名前は、今年の参加チームにはない。鷺宮製作所女子バスケットボール部は2005年2月に行なわれた全日本実業団バスケットボール選手権大会を最後に廃部となったからだ。

 その鷺宮製作所の最後のチームにいた選手が2名、チームを移籍しこの大会に出場している。1人は優勝した秋田銀行の#14福田瞳選手。もう1人が3位となった山形銀行の#15仲内美由貴選手。その2人から話を聞くことができた。


これからのチームで 山形銀行#15仲内美由貴

 3位決定戦を勝ち、チームのムードもいい山形銀行。今年の2月金沢(全日本実業団選手権)で見たときは、メンバーが少なく、頑張ってはいるけど…という印象だった。しかし、今年の山形銀行は鷺宮製作所から移籍の#15仲内選手をはじめ大卒、高卒の新人4名と一気に5人増え、ベンチの盛り上がりもよくなった。
 スタートメンバーはほとんどが新人ばかり。その中で仲内選手は年上の方になり、ゲーム中チームを引っ張る役割を担っていた。

「チームには3月の下旬から入っています。このチームは若いチームなので、これからもっともっと強くなっていくと思います。鷺宮にいたときは(年齢が)下の方でしたが、ここでは上になってやっています。鷺宮で4年間、監督からいろいろなバスケットの知識や技術を教えてもらい、それが今にもとても生かされています。山形銀行に入れてよかったです。これからももっともっと上を目指していきたいです。」

 試合後の短い時間だったが、終始笑顔で話をしてくれた仲内選手。同じ鷺宮製作所から同じく東北のチーム・秋田銀行に移籍した福田選手との対戦も楽しみの一つ。今回は山形銀行が準決勝で破れ対戦は実現しなかったが、この2チームの対戦はこれからも続く。

 仲内選手のプレー中のその表情には思わず惹かれるものがある。苦しい場面でも、強気で攻め込む場面でも、彼女の顔にはいつも笑顔がついてくる。2月の金沢でも彼女は精一杯の笑顔で鷺宮製作所最後の試合の終わりを迎えていた。そして今、新しいチームで新しい仲間たちと、新しいチームを作っている。その過程もきっと彼女は笑顔でおくることだろう。


もっと成長したい 秋田銀行#13福田瞳

 鶴屋百貨店との激戦を制した秋田銀行の面々は決してはしゃぐことなく、静かに喜びに浸っていた。その中に今年4月からチームに加わった#14福田選手がいた。

「4月からの中途採用という形でこちらにきました。鷺宮には4年いました。バスケットをやるということでは同じなのですが、チームの決まり事など覚えなくてはいけないことが多いです。秋田銀行はレベルの高い選手が多いので、その中でやりたい、上を目指したい、成長したいという気持ちで移籍を決めました。また秋田国体が間近なので、是非それにも出たいと思っています。まだ半年ですが秋田銀行に来てよかったです。
 この大会は関東であるので、鷺宮の時のメンバーも応援に来てくれました。同じく移籍した仲内のいる山形銀行との対戦を楽しみにしていたのですが、今回はできなくて残念でした。でも今日はその山形銀行に勝った鶴屋さんと苦しい試合でしたが、勝ててよかったです。これからも頑張っていきたいです。」

 秋田銀行の永井コーチは福田選手のことを、「明るい性格でチームの雰囲気をよくしてくれます。まだうちのバスケットは十分できてはいませんが、彼女のいいところを潰さないようにして、これからも伸ばしていきたいですね。」と語った。大卒の多い秋田銀行の中では福田選手は若い方となる。レベルの高い選手たちの中で、また元チームメイトとの対戦の中で、福田選手はこれからも成長していくことだろう。

取材・文 渡辺美香 2005年09月19日
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