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オールジャパン4日目 男子準々決勝 バスケ

専修大#4小淵
 1月5日、東京体育館・代々木第2体育館で男子第81回天皇杯女子第79回皇后杯全日本総合バスケットボール選手権大会4日目が行われた。
 男子準々決勝が行われ、三菱電機・アイシン・トヨタ自動車・東芝がベスト4に名乗りを上げた。

 大会公式サイトは こちら

 2日目のレポートは こちら
 1日目のレポートは こちら と こちら









男子準々決勝第1試合
三菱電機 85(25 - 16 20 - 18 24 - 26 16 - 16)76 専修大


(左)三菱電機#1沖田 (右)#9梶山
【1Q】 三菱が#10大野の3ポイントシュート、#6松島のダンクで先手を取るが、専修大はひるまず、#6大宮がダンクを返す。さらにスティールから#4小淵がバスケットカウントを決め、8-10と2点リードすると、残り6分40秒三菱はタイムアウトをとる。専修大はここでディフェンスをゾーンに変える。三菱は2本の速攻で15-12とするが、専修大も#6大宮のリバウンドタップ、#4小淵のアシストからのありウープで15-16と譲らない。しかし三菱は#12柏倉がすぐに3ポイントシュートを返し、コーナーで待ち構えていた#9梶山も続く。残り1分をきって、#9梶山はバックドアからレイアップも決める。さらに終了間際に時間をぎりぎりまで使ってのシュートは外れるが、リバウンドに#6松島だけが反応し、リバウンドを押し込んで25-16とする。
【2Q】 専修大は#6大宮の豪快なダンクで始め、いやな流れを断ち切る。#4小淵がフリースローを2投決め25-20とすると、バックコートからあたるなどディフェンスで揺さぶる。だが三菱は落ち着いてインサイドに入って決め、31-20と2桁差がつく。残り6分40秒、専修大はタイムアウト。この後#4小淵の3ポイントシュートでついていくが、三菱にレイアップやゴール下など確率の高いシュートを許す。フリースローのチャンスも生かせず、45-34と詰められずに前半を終える。
専修大#7横村の3Pで3点差に
【3Q】 三菱は#1沖田の3ポイントシュートと、フリースローで51-36と突き放す。だが専修大が#4小淵の得点、#13喜多川のジャンプシュートで残り6分30秒53-44と一桁差に戻すと、三菱は#6松島へのパスを続けてミスする。専修大は#13喜多川が3ポイントシュートを決めるが、三菱#9梶山が返す。残り5分、専修大は#6大宮の速攻で56-51と追い上げるが、ここでも三菱#9梶山の3ポイントシュートがリングに当たって真上からイン。#1沖田のシュートですぐに2桁差に戻す。専修大はここでスティール・ブロックショットにあい、残り2分67-53と点差が開く。だが残り30秒、#5伊藤がフックシュートを返し、さらに残り2秒で#4小淵がハーフラインの後ろから両手で放った超ロングシュートがリングに吸い込まれ、69-60と1桁差にして最終Qにつなぐ。
【4Q】 専修大は#6大宮のタップシュートで70-64と詰める。三菱#10大野に3ポイントシュートを返され、さらにスクリーンでチャージングを取られるが集中を切らさず、#4小淵の3ポイントシュート・スティールから#5伊藤の速攻で73-69とする。三菱は24秒ぎりぎりで#1沖田が返す。残り5分、専修大のタイムアウト。三菱は#6松島が奮起、フリースロー・ダンクで79-71と差を開く。だが専修大は#6大宮が1on1を決めくらいつき、#7横村の3ポイントシュートで残り2分30秒79-76とついにワンゴール差とする。さらに#6大宮がスティールに出るが、これはファールとなる。この後、三菱はリバウンドを確保し、#6松島のゴール下・#12柏倉のシュートで83-76とする。専修大は3ポイントシュートが続けて外れ、加点できない。残り45秒リバウンドがラインを割ったところでタイムアウトを取る。だが三菱はチームファールが少なかったためうまくファールで時間を使わせ、83-76で辛勝した。


(左)三菱32富永は怪我で出場できないながら、声や笑顔でチームを支える (右)専修大#5伊藤、#6大宮は試合後笑顔を見せた

専修大・中原雄ヘッドコーチ
「今シーズンずっとやってきたことをやるだけでした。最初に『JBLだから』とか『帰化した選手がいるから』とかそういう気持ちを選手に絶対持たさないようにというところだけ気を付けて。でも、僕も解説の仕事で何回も見させてもらっているし、夏に相手をしてもらったんですよ。そういうので『JBLのチームだ』という気後れみたいなものはうちの選手にはなかったです。それがうまく働いたんじゃないかなと思いますね。ただ基本的には、うちはプレッシャーも何もない。向こうの、JBLの方がやっぱりやりにくかったんじゃないかなと思います。
(ディフェンスで揺さぶった)オフェンスを変えるってことはできないですからね、バスケットは。だから仕掛ける時というのはやっぱりディフェンスで仕掛けていく状況じゃないと、なかなか相手のリズムが崩れないんじゃないかなというのがありました。来年に向けての修正点も見つかったし、またおもしろいディフェンスができていくんじゃないかと思います。
(4年生がチームを引っ張った)うちのチームのユニフォーム姿は最後でしたが、文字通り倒れるまでやってくれたから、気持ちいいんじゃないですかね。負けても適当にやっていないわけだから、顔を上げろと言いました。とにかく4年生中心で選手が頑張りましたよ。今後は持ち味を最大限発揮して、『こうなりたい』というものに向かっていってほしいです。
(大会を振り返って)他のチームもそうだと思うのですが、大学生はインカレに向けて優勝目指してやってきているわけですから、やっぱりモチベーションがそこで1回切れてしまいますよね。この大会はそこからだからかなりきついでしょう。相手というよりどこにモチベーションを持たせてやるか、もうそこだけですよね。うちは、僕も常に言っていることなんですが、“やるからには勝ちに行く”という気持ちで臨みました。
(シーズンを振り返って)今シーズンは、1年生のインサイドプレーヤーが怪我をしてしまって、リーグ戦の途中からプランを変更しないといけなかったんです。その辺りは2年目のヘッドコーチとしてはちょっときついなという感じはありましたが、“何もないよりきつい方が面白いだろ”と総監督から言われて(笑)、勉強させて頂きました。
JBLとの違いはディフェンスの1on1のあたりです。大学ではオフェンスでボールをもらう時にあまり力がいらなくて、動いていればもらえるのですが、JBLだと押し込まないともらえない。オフェンスは追いついて、いかないとね(笑)。追いつくようにまた頑張っていきます」

専修大#4小淵雅選手
(33得点の活躍)いや、今日はたまたま自分が取る役だっただけです。結果は結果でまぁ、嬉しいですけど、試合に負けてしまったので…もっと、もう1日でも長く大宮とか伊藤とかと一緒にやりたかったので、それは残念ですね。
(組み合わせを見た時の印象は)三菱さんとは夏にやっていて、向こうはメンバーを色々まわして、こっちはずっとスタートでというのもありましたが競っていたんです。だからいい勝負ができるんじゃないかなと思っていました。
(その通り、互角の展開に)うちもみんなシュートが結構入っていたし、ディフェンスも別に悪くない。気迫で向こうに負けないようにということだけでやっていました。
ゾーンディフェンスは効きましたね。ミスを続けてくれて。やっぱり中原さんの考えはすごいなって思いました(笑)。
(残り時間が少なくなるに従って、マークが厳しくなっていった)いえ、JBLは絶対普通があんな感じだと思うので、慣れていかないといけないし、あれ以上のものをもっともっとこれから養っていかなきゃいけないと思います。
(楽しそうに見えた)本当にやってて楽しかったです。3Qが終わって4Qに出る時に、それまではずっと何も考えないで楽しくやっていたんですね。でもその時、新関さん(総括)が、めったに言わないんですけど、と言うか初めて言われたんですけど“小淵、ラスト1Q楽しんで来い”みたいなことを言ってくれて。そこで、あぁ大宮や伊藤達とやれるの、これでもし、もし負けちゃったら最後だなーと思って。ちょっとじーんときました。
膝をつくまでプレーした
(その気持ちからか、3点差まで追い上げた)でも、あれが全てだったので。勝ちたかったですけど、今の力はあんな感じですね。あれ以上出るとしたらそれはたぶんプラスアルファでしょうが、それは今回は出なかった。その前の時点でプラスアルファが出ていたと思うんですよ。うまく言えないんですけど、すごくいい状態で、いい感じになっていて。だから良かったです。
(後輩に向けて)やっぱり来年につながりますよね。自信にもなるだろうし。今日までの気持ち忘れないで、来年もずっとやっていってほしいと思います。(自身の今後には)1日1日を、次の日、また次の日とつなげていけるように、上を目指して、頑張っていきたいです」


男子準々決勝第2試合
オーエスジー 64(14 - 25 13 - 22 25 - 16 12 - 15)78 アイシン


 
(左)OSG#8桑原

(中)#13鹿毛

(右)アイシン#10納谷








アイシン・鈴木貴美一ヘッドコーチ
「初戦で#0小宮選手と#55エリック選手が怪我をしてしまって、急にスタートが変わることがありました。その中で今日はSGの#10納谷くんがよく頑張ってくれたし、今までちょっと調子が良くなかったのですが練習がすごく良かったので#1澤岻くんもSGとして出して、本当によく頑張ってくれて。また出だしで#22網野くんが負傷交代というアクシデントがあったけれど、#11山口くんとか#43高辻くんとかの従来アイシンで頑張っていた選手達がよく頑張って、最後まで粘ってくれました。ちょっとOSGに3ポイントをやられてしまいましたけど、最後はうまく振り切ってくれたと思います。
(3ポイントケアは)終盤に相手が負けている状態でやってくるのはもう3ポイントしかない。それを簡単にやらせなくするために、小柄ながら機動力のある3ガードにしました。ただ、OSGは本当に3ポイントを練習しているし、“まさか”という、“ここじゃ入らないだろう”というようなシュートをシーズン中も打っています。あれはまぐれではなくてOSGのシステムなんですね。だから選手もわかってはいるのですが、どうしてもやられてしまいました。といっても、前の試合では20本に対して、今日は全部で12本に抑えられました。20本もそういう形でやられてしまったらもう勝ち目がないんです。エリックがいても外から決められたら誰もヘルプできないし、リバウンドもできない。逆に3ポイントを抑えると、エリックのいる意味がある。だから今日はそこを強調してやって、全部は抑えられませんでしたが、結構苦しいシュートもさせられたと思います。3ポイントと走るバスケットで100点取るようなOSGを70点台に抑えられたので、40分トータルで見てディフェンスが成功したと思います」

オーエスジー・中村和雄総監督
「悔しいです。まだ自分達の力を信じてプレーできない部分がある。相当いい感じになってきたなと思っているんだけど、それがまだ浸透していません。#4勝又(写真下右)で(アイシン#55)マッカーサーをもうちょっといじめられればというのを作戦として持っていたのですが、直前に怪我をしてしまい使えなかったことが大きかったかな。マッカーサーに30点22リバウンド、1人のセンターにそれだけやられるとバスケットにならないからね。勝ちにはつながらない。オフェンスリバウンドをあれだけ取られると、相手の得点につながるのでそれがやっぱり大きかったです。それからこちら側としてはノーマークを落としすぎましたね。みんな肩に力が入ってもったいなかったです。前半からもうちょっとゲームを荒らせれば良かったんだけど、やっぱり(アイシン#2)佐古にコントロールされてしまいました。
(#5北郷に再三厳しい指示を出していたが(写真下左))彼のシュートセレクトは
“ない”んですよ。バスケットにはセオリーがあるんだけど彼のシュートセレクトにはない。ないから面白いと思っているんです、僕は。意外性があるから。だから“お前の入る時がいいシュートチャンス”で行っている。それが入れば勝つし、落ちたら負ける。だから彼には入れる義務があるんです。なのに前半、謙二郎があれ(2得点、3Pは0/4)では難しい。ボールを持っていって打つ、それをあれだけ落としたらそりゃあ頭にくるでしょう。ちょっと佐古に位負けしたかな。今後、佐古を相手にするんじ
ゃなくて、もっと自分を相手にするような状態を作ってくれればいいなと、そういうガードになってくれないとと思います。
(追い上げも及ばず)うちのスタイルは速い展開で3ポイントです。20本くらいを目安に、2ポイントより3ポイントの方が多いようなチームで、そういうバスケットをしていきたいんです。でも前半その状態をつかめなくて、ちょっとビハインドが大き過ぎましたね。
もう1回センター陣を鍛え直してこないとオールジャパンはないということでしょう。#13鹿毛にも、『テレビ放映(決勝)に出るまで引退はするな』って、『お前の引退はその時だ!』って言ってきたから。もう1回センター陣を頑張らせてやっていきたいと思います」

オーエスジー#川村卓也選手
「相手のインサイドが大きくてゴール下を支配されると思ったので、練習中から意識してボックスアウトなどをやってきたのですが、思うように行かず出だしからやられてしまいました。そのリバウンドの差ですね。他のところはたいして劣っていないと思うんですが、そこを皆でできなかったのが敗因です。
(役割は果たせたのでは)後半は、前半20点開いてしまいましたが、和さん(中村和雄総監督)に『お前はもうどんどんやっていいから』と言われたんです。やっぱりシューターはどこかでくるんじゃなくて常にきてなきゃいけないし、そういうポジションとしてチームの中で5人に選ばれて出ているのだから、どれだけチームが困った時に決められるかが大切だと思うんです。不調の波を短くして、好調の波を維持できるようにしたいと思っているんですけど、なかなかうまくいかないですね」

オーエスジー#2朝山正悟選手
「今チームの調子が良かったので、オールジャパンで日本人だけでもできるってことを見せたかったんですけど、悔しい結果になってしまいました。
追い上げることよりも、始めから走って点差をつけるバスケットをやりたかったなって。それがたぶん本当のOSGのバスケットだと思うんで。そういう意味では一気に追い上げるのはチームとしてはやっちゃいけないバスケットだったから、前半のあの出だしをすごく反省しています。
(2年目になって、チームも変わって今シーズンは)楽しんでますよ。みんな仲が良いし、いつも刺激があるバスケットができる。今、とっても楽しくいいバスケットをやらせてもらっています。監督には自由にやっていいと言われていますが、無理はしないで自分の中のタイミングで、かつチームのためになることをやっていきたいなーと思っています。基本的には1年目とそんなに変わっていないと思うんですけど、走って、積極的にシュートを狙っているところはちょっと変わったかな。相変わらずってことでやってます」


男子準々決勝第4試合
東芝 93(24 - 16 16 - 19 26 - 12 27 - 16)63 日立


【1Q】 東芝は#11折腹のジャンプシュート・3ポイントシュートで5-0とすると、ベンチのテンションは最高潮に。日立も#7五十嵐が速攻・3ポイントシュートで返すが、東芝の勢いは止まらず、#11折腹のバスケットカウント・#7板倉の3ポイントシュートなどで一気に15-5とする。日立は#11菅が2度のフリースローのチャンスを1本も決められず、リズムを作れない。交代した#9宮ノ腰が3ポイントシュートでつなぐが、#7五十嵐の孤軍奮闘となり、24-16とリードを許す。
【2Q】 日立が#9宮ノ腰の3ポイントシュートで26-21と追い上げたところで、東芝#11折腹が3ファールとなりベンチに下がる。このフリースローは2投とも落ちるが、#3柏木・#7五十嵐が3ポイントシュートを決めて28-27とする。残り4分30秒、東芝はミスが出たところでタイムアウト。だが日立#3柏木にフリーのジャンプシュートを許し、逆転される。日立はここでインサイドの#25山田が3ファールでベンチに下がるが#22山下がフォローし、一進一退となる。残り2分33-33の同点で#7板倉がフリースローをもらったところで東芝はもう1度タイムアウト。#7板倉は落ち着いて2投決め、さらにリバウンドで日立#24佐久本から3つ目のファールとフリースローを奪う。これもきっちり決めると、#3佐藤もタッチ良く3ポイントシュートを決め、40-33と突き放す。日立は東芝#33宋のブロックショットにあうなど攻めあぐむが、終了間際に#3柏木が1on1を決め、40-35で折り返す。


(左)日立#22山下

(中)#7五十嵐

(右)東芝#8節政 ハーフタイムにスタッツを真剣に見つめる






【3Q】 コートに戻ったばかりの日立#25山田が最初のプレーで4ファールとなり、交代を余儀なくされる。東芝は中外バランスよく得点し、#8節政の3ポイントシュートで残り7分20秒47-37と2桁差とする。日立は#21戸倉がつなぐ。残り5分30秒、東芝は#11折腹が4ファールで交代となってしまい、日立#7五十嵐の連続3ポイントシュートで51-45と追い上げられるが、#51北が次々にシュートを沈める。さらに日立のターンオーバーから#8節政が速攻を決め、残り3分半59-45となったところで日立はたまらずタイムアウト。だが東芝#51北が止まらず、連続シュートで残り2分61-47とする。日立のミスを誘い、#51北・節政のシュートにつなげて66-47と東芝が大差をつける。
【4Q】 東芝#8節政の3ポイントシュートで71-50とする。日立は#11菅の連続得点で追い上げると、残り6分東芝はタイムアウトを取って#8節政を残し4人メンバーを入れ替える。
日立は残り5分半に#25山田がファールアウトすると、東芝#34伊藤がすかさずミスマッチを使ってバスケットカウントを奪う。残り4分、再び#8節政の3ポイントシュートで79-57と点差を戻す。日立はタイムアウトを取り、#22山下がリバウンドシュートに奮闘するが点差は縮まらない。この後互いにフリースローで加点していく。残り1分20秒には、東芝#55宮永のフリースロー・3ポイントシュートで91-63となる。残り3秒#11折腹がリバウンドシュートを決めて、93-63と30点差で東芝が快勝した。

日立・小野秀二へッドコーチ
「東芝さんのシュート率、特に3ポイントのパーセンテージが非常に高かったですね。我々のディフェンスが劣っているわけではないのですが…。それでうちが落として、向こうに入れられてという状況が出ちゃったかな。バスケットはチームプレーなので、いつも出ていない選手がこの大会では出る分うまくかみ合わない部分が大きかったです。今日は#11菅が非常に不調だったのも敗因の1つだと思いますね。東芝さんは#8節政から#51北のラインのシュート率が高くて、あんなのも入るのかというシュートも入っていたのに対して、うちは菅がこなかったです。
それから、うちはどうしても大きい日本人選手がいないものですから、#25山田のファールトラブルが大きかったですね。リバウンドが取れなくて相手のセカンドオフェンスになってしまう。そうなってくるとオフェンスというのは余裕が出てくるものなんですよね。
ただ、前半はどうなるかなと思ったんですが、途中から我々のテンポが出てきました。最後はちょっと戻ってしまった感じがありましたが、リーグ戦の最終週が重い感じで終わっていたので、我々らしさを少し思い出したかなという感じです」

東芝・鎌田光顕へッドコーチ
「まずは日立さん相手ということで、トランジションが速いのでそこを気を付けていこうということと、あとは小さい選手なのでドライブが中心になると思いましたから、そこを破られないようにして、ヘルプとローテーションしっかりしようと。入りがすごく良かったので、今日は大丈夫かなというのは感じました。途中、向こうのプレッシャーに対してオフェンスが少し弱気になったというか、攻め気がちょっとなくなってしまったので、そこをもう1回修正して後半入りました。後半はリバウンドが取れて、取れたら走ろうという目標をゲーム前のミーティングでも言っていたこともあって、第3Qいい流れに持っていけました。ディフェンスはゲームを通してやろうとしたことができたと思います。
(トヨタ戦に向けて)オールジャパンではうちはチャンピオンではなく、チャレンジャー。リーグ戦では思うように勝ち星を伸ばせませんでしたが、もう1回その気持ちを思い出してということで、やろうとしていること、ディフェンスをもう1回立て直してやってきました。今日はいい形で終われたので、次のトヨタは2年連続、リーグ戦でも負けているので何とか。そういう意味ですごくモチベーションも高いと思います。トヨタとやって勝って優勝するのが目標です。
同じようにディフェンスの強いチームですから、しっかりハーフコートに運ぶというのがテーマになると思います。リーグ戦ではそこでやられて崩れてしまったので、まずハーフコートまでしっかり運んで、いい形でオフェンスに入る。ハーフコートのディフェンスに関しては問題ないと思うので、オフェンスがいい形で終われれば、自分達のディフェンスができると思います」

東芝#51北卓也選手
「青学戦も今回も、基本的なことで色々課題が多くて。得意のチームディフェンスもやっぱり声を出さないとうまく機能しないのですが、青学戦は全然出ていなかった。その辺りの意識を今日はしっかり、G、F、C、交代したメンバーもしっかりできたかなと思います。リバウンドも、前半取られていたのはボックスアウトの意識が薄れることがあったからです。でも後半は取れて、そこからいいオフェンスができました。その結果、第3Qのシュート確率がチームとしても良かったと思います。あそこで東芝の流れに運べたかなと思います。それでアウトサイドが入った分、日立はアウトサイドをケアしないといけなくなる。そこでうちの方がインサイドが有利ですから、第3Q終わりから第4Qにかけてうまい具合にできました。前半はインサイドでいくつか落としてしまいましたが、トータル的に言うとまぁまぁかなと思います。
(トヨタ戦に向けて)やっぱりトヨタは強いですよ。プレッシャーディフェンスをどう攻略するか。プレッシャーを与えられるとどうしても、うちのプレイヤー、若いプレイヤーは逃げるんですよね。いかに強気でボールをスイングしてドライブしたりするか。今日も逃げてボールを取られてっていうのがあるので、いかに全員が強気でオフェンスできるかだと思います。あとはチームディフェンスを今日のようにコミュ二ケーションとってできるか、リバウンドをきちんと取れるかですね。
(調子も上向きなのでは)日によりますからね(笑)。まぁこの調子が続けばいいかなと思います。今日は第3Qで僕の点が伸びましたけど、チームでいいオフェンスができればと思います」





東芝#7板倉令奈選手


「30分以上出たのは大学以来の2年ぶりじゃないですか。体がびっくりして、途中で壊れちゃうかと思った」
“今まで自分がやってきたバスケットと正反対のものを学びたい”と東芝に飛び込んで2シーズン目。
少しずつ、確実に、成長している。




「青学戦は全然声も出ていなくて、うちらしさを全然出せなかったゲームだったので、今日は本当に初心に帰るというか、みんなで何でもいいから元気を出してやろうというのをテーマにやれたのがすごく良かったと思います。青学戦の接戦が逆に危機感を生んで、今日いいゲームができたのかな。今日はナイスゲームでしたね。この大会では、#34伊藤さん、#33燕忻さんが中に入って、僕ら小さい選手は4人でアウトサイドをやっているんです。その分機動力があるので、パッシングゲームでドリブルを少なく、パスしたらカットしてっていうのが最初からやれていました。だからいいリズムで3ポイントも相当の確率(8/10)で決まった。調子も良かったのでしょうが、無理なシュートが少なかったのでよくパッシングゲームができていたなと思います。
(1つ1つ、経験を積んでいるのでは)自分としては、折腹さんと4番・3番兼任でやっています。今はとりあえずうまくやろうとかは考えないで、リバウンド頑張って、走って、っていうもう本当にシンプルなところをテーマにやっているので、今日みたいないい結果が出たと思います。でもまだ至らないところが多々あったと思うので、その辺を修正してトヨタ戦につなげたいです。節さん(#8折腹)、北さん(#51北)、折さん(#11折腹)達はあうんの呼吸があるんですけど、僕はまだ体で覚えられていないからちょっとずれると大惨事(苦笑)。でも少しずつ慣れていきたいです。
(トヨタ戦に向けて)たぶん、(トヨタ#34高橋)マイケル選手につくと思います…。でも、トヨタは皆が攻められるのでどこに的を絞るっていうのはないと思います。東芝らしいチームディフェンスができれば、いいゲームができると思います。頑張るだけです、僕は。トヨタに勝って勢いをつけて行けたらいいですね。まずはトヨタ倒すことに集中したいです」


取材・文 北村美夏 2006年01月17日
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