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昨年は1年生ながら多くの試合を経験。そして迎えた2年目最初の公式戦・関東大学トーナメント。ベスト8を争った筑波大との1戦は、延長までもつれこむ熱戦となった。土壇場で追いつかれて迎えた延長では、スタートで出ていた同学年のガード・石崎がミス。それでも最後まで阿部の名前が呼ばれることはなかった。

今日は陸川監督が不在でしたが、シャトルランも手を抜かずにダッシュしていましたね。
「そうですね。去年は出してもらっていたのですが、今年はスタートでもサブでもなく、その次の次くらい。たぶん、気付かないうちに気の緩みがあって、それが練習にも出てしまっていたと思うんです。それから怪我も多くて、出られなくなった。なので心を入れ替えて取り組んでいます。」

すでに1・2年生のみの練習に入っていますが、どんな感じですか？
「僕らはトーナメントが2試合で終わってしまったので、3日間くらいオフがあって、それから始まりました。2年生は全日本ジュニアからの仲間が多くてやりやすいし、1年生もAチームに多く入っているので普段とあまりかわらない感じです。」

その中で“新人戦”というのはどんな位置づけですか？
「うーん、チームの中でもあまり大きくは考えていない雰囲気なのですが、去年もやな負け方をした(青学大に1点差の惜敗)ので今年こそは、というのはやっぱりありますし、出る試合は全部優勝したいって思います。」

今年はどこも“打倒東海大”とマークされていると思うのですが、それはどうですか？
「やっぱりそうなんですかね(笑)。他大の友達にも言われたのですが…、自分では、実感はあまりないですね。むしろ危機感のほうがあります。(203cmでスキルも高い)竹内(譲次・2年)が全日本(ヨーロッパ遠征)でいないし、気を抜いて勝てるほど甘くないので、集中していかないとな、思いますね。」

自分の調子のほうは？
「実はちょっと風邪を引いてしまって…。本番までにはしっかり直したいですね。呼ばれたら、頑張りたいです。自分の場合は、石崎(巧・2年)とかのポイントガードと違って、やることがしぼられているので、やりやすい面はありますね。」

その“やること”とは？
「いや、あの、まだまだ出来ていないんですけど…“攻めること”です。陸川監督からも『もっと攻めろ』って言われているんです。あと、ディフェンスですね。」

最後にチーム・選手・自分について、トーナメントのここを見て欲しい、というところをどうぞ。
「難しいですね(笑)個人というより、陸川監督も言ってるんですが、やっぱり僕らはディフェンスのチームなので、そこから速攻！という東海らしいバスケを見せたいですね。」

（2004年6月7日インタビュー）