<ツインズ×4インタビュー>
違うような、同じような。』

高木賢伸
189cm SG
少々体勢が崩れても美しいアーチのシュートを次々と沈める大学界トップレベルのシューター。

1983年生まれ(早稲田大2)
市立柏高校卒(2001年度国体優勝、インターハイ・ウインターカップベスト16)

インカレでいためた手をがっちり固定中。「オフなのに何もできません…。」

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シーズンを終え、リラックスした雰囲気の高木賢伸選手に、兄・寛貴選手とのことについて聞いた。

“兄弟と言うより友達”
「周りの人が言うには“聞く事が同じ”って言われますね。
(お兄さん(寛貴・青学大)はどんな性格ですか)ほんとジコチュー(自己中心)です。でも大人になるにつれて直ってきましたよ。最近ちょっとだけ(笑)。
お互いのことは褒めないですし、けなしもしない。ライバル意識は特にないですね。普通にバスケットの話はします。でもアドバイスは絶対しない。言われるのはどちらかというといや(笑)。兄弟と言うより友達ですね。けんかも小学校くらいまではしていました。」

ツインズでよかったこと、嫌だったこと
「嫌なことはとくにないですね。弁当箱を逆で持ってっちゃうくらいかな。結構何回も間違えました。(中身が違うの?)いや、同じなんですけど。
良いことは、忘れ物をしてもってきてもらえる。それができなくても、違うクラスだから借りられること。(クラスは違ったんですね)何か同じクラスにはしないらしいですよ。(同じ学校なのに時間差登校ですか?)絶対一緒には行かないです。準備もマイペースでやって。向こうの方がマイペースですけどね。だから(出るのが後だから)持ってきてもらえるんですけど。」

大学で違う道に
「僕は将来を考えて早稲田にしました。卒業できるかな…(笑)。寛貴と別のところにしようとかではないです。
リーグでは1年の時青学が1部で早稲田が2部、それ以降は逆なので対戦はないです。直接対決は全部1年の時で、オーバータイムになった新人戦の4回戦、入替戦、それからインカレの決勝リーグですね。

新人戦は2人で入れ合いですね。でも途中で寛貴の方が退場になったんだったかな。意識はしていないです。普通の敵。でもクセを知られているのは嫌でしたね。入替戦は…親は複雑だったんじゃないですか?(笑) たまに来るんですよ。」

お互いのプレー
「プレーで似てる所は…ディフェンスができない?ないんじゃないですか…飛べないとか?(笑) シュートフォームも違うんですよ。体型も違うし。向こうは手足が長くて細身。運動神経も違う。
感覚は一緒ですね。でもそれはチームメートだからです。」

上級生となる来シーズン
「今年出ていた4年生がすごかったですね。来年からはその穴を埋めようとするのではなく、新チーム全体でできるようにしたいです。倉石さんの思うバスケットをいかにやっていけるかですね。今年よりは良くなるようにしたいです。」
(2003.12.22インタビュー)

<取材・文 北村美夏>