<関東トーナメント特集インタビュー>
『違うような、同じような。』

高木賢伸
189cm SG
少々体勢が崩れても美しいアーチのシュートを次々と沈める大学界トップレベルのシューター。

1983年生まれ(早稲田大学3年)
市立柏高校卒(2001年度国体優勝、インターハイ・ウインターカップベスト16)

『違うような、同じような。』

「あの時はこうした方が良かったんじゃないかな。」練習後、チームメートと自然にその日の反省をしていた。1年次から試合に出続け、今年は3年生と上級生になった。プレー以外の面でも高木の肩に乗るものは大きい。

新チームを始めて3ヶ月。指導陣や体制も去年と変わりましたがどうですか?
「今までも(身長が)大きくなかったけれど、今年はさらに小さいチームです。だから細かいところを徹底しなければ、という感じですね。1年生も入って、ディフェンスとか頑張っているけれどまだまとまっていないので、それはこれからの課題ですね。」

役割も変わりましたか?
「そうですね。去年は朝山(正悟:日立)さんがいたんですが、今年は自分が行かないとだめかな、と思ってやっています。でも責任感とは少し違うし…プレッシャーなんかもないですよ。自分は小さいし能力が高いかって言ったら普通ですし。むしろチーム力で勝つことを意識しています。」

そのチームの状態は?
「最近スクリメージを多くやっているんですが、チームメイト同士で反省をよくやりますね。目標を1つ1つクリアしていって、細かいところをつめていく、という感じでやってます。話し合いをたくさんしていますね。試合後なんかにも。」

雰囲気のほうは?
「今年は、最初、A(1軍)とB(2軍)というのは作らないつもりだったんですが、やっぱり倉石コーチの近くでやる人とそうじゃない人が出てきてしまうんですね。話し合い等していますが…。とりあえず今Aにいる選手は、そうやってあまりできない選手もいるからコートに立ったらそういう選手に恥じないプレーをしようって決めています。Bも色々言ってもそこまで変わるわけではないと思うんで自発的に色々やっていこうって感じですね。だからって1つにまとまっているかというとそうではなくて…色んな気持ちの人がいるんじゃないですかね。確かに40人で一気にやろうとしても効率が良くないし…仕方ないです。」

では、トーナメントはどんな大会ととらえていますか?
「新チームの力試しという感じですね。組み合わせも最初のほうにすごく強いところとあたるっていう訳じゃないし…まぁ負けたら終わりというのはありますけど。」

最後にチーム・選手・自分について、トーナメントのここを見て欲しい、というところをどうぞ。
「チームは粘り強いディフェンスですね。それを目指してやっているんで。選手では菅原ですね。ゴール下が強いところ。自分は…3ポイントシュートですか。それくらいしかないんで。どのくらい?とにかくいっぱい(笑)、決めたいと思います。」

(2004年5月23日インタビュー)

早稲田大学
2003年度成績:関東トーナメント8位/関東大学リーグ1部5位/インカレベスト16
京王電鉄杯(5月初め)でのスタートメンバー:木村行秀、菅原洋介、高木賢伸、前川貴宏、近森裕佳

<登場予定>
5回戦 26日18:20〜 駒沢体育館aコート vs東京成徳大
6回戦 27日18:30〜 代々木第2体育館
準々決勝 28日18:30〜 代々木第2体育館

<取材・文 北村美夏>

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