<関東トーナメント特集インタビュー>
『切り札進行形』〜 譲次編

竹内譲次
203cm92kg
平成16年度日本代表候補。兄の公輔(慶応大学)とともに、2m超の長身ながらフォワードまでこなす日本の切り札的プレイヤー。特に身のこなしのしなやかさからSF的な役割を期待されている。

1985年1月29日生まれ・東海大学2年
京都府私立洛南高出身(2002年度国体・ウィンターカップ優勝

切り札進行形』〜 譲次編

「絶対負けない!」練習のはじめのスカンティング。ホワイトボードの一番上に先の言葉が書かれていた。勝ち上がれば準々決勝で筑波大学と当たる。昨年12月の全国学生選手権(通称インカレ)では5-6位決定戦で1点差の激戦を演じた。皆静かに聞き入っている。しかし、アップが始まると一転、スタッフも選手も活発に盛り上げる。最後の東海大オリジナルのディフェンスドリルでは皆笑顔で次々とこなしていた。

とても楽しそうですね。
「こっちはやっぱり友達というか、仲が良いので。代表は先輩ばかりですからね(笑)」

スカウティングではどんなことを言われたのですか。
「フォーメーションなどですね。自分たちのバスケットをやれば勝てると思います。」

チームの仕上がり具合はどうですか?
「去年とあまりメンバーは変わっていませんが、自分が全日本の合宿で抜けていたのもあるし、練習試合は1度も出られなかったんですが、あまり勝てなかったようなので、コーチは心配しているみたいです。でも自分ではそれほど不安はないです。日を重ねてどれだけ調子を上げていくかだと思うので皆で頑張りたいです。」

Aチームに1年生は何人入ったんですか?
「5人ですね。先輩らしくは、しようとしています(笑)」

練習でビッグマンドリルも行っていましたが、チームではインサイドプレイが中心になることはどう思いますか?
「昔は正直に言うとあまりやりたくなかったんです。でも、最近そういうことをしていかないとダメだと思って、自分から積極的にやるようになりました。きっかけは代表にいって当たり負けして…とかではないんですが、今代表にいる人が、海外のチームとやったらやられるってことは、相当なんだろうなと思って、やった方がいいなって思ったんです。」

最後に、チーム・選手・自分について、トーナメントのここを見て欲しい、というところをどうぞ。
「チームは速攻ですね。ずっとやってきたので。後地味なところ。選手では…井上ですか。頑張っているし、完成してきたと思うんで(笑)。自分は、たぶん控えなんですよ。なので、交代したとき流れが変えられるようにしたいですね。」
(2004年5月24日インタビュー)

東海大学
2003年度成績:関東トーナメントベスト16/関東大学リーグ2部優勝、入替戦の結果2部残留/インカレ5位

<登場予定>
5回戦 26日16:40〜 駒沢体育館bコート
6回戦 27日13:30〜 代々木第2体育館
準々決勝 28日13:30〜 代々木第2体育館

<取材・文 北村美夏>

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