<関東トーナメント特集インタビュー>
『隠し味。』
左:中川和之
180cm / 72kg
G。ハンドリング、3ポイントシュートは知る人ぞ知る存在。 李相佰杯(日韓の学生代表戦)ではキャプテンを務めた。


右:中川直之 
178cm / 65kg
G。去年は怪我があったが今年は徐々にプレイタイムを増やしている。


専修大学4年
豊浦高出身(1999年度国体ベスト8・ウィンターカップベスト16)


「全然大丈夫ですよ。」関東トーナメントの試合アップ前にも関わらずインタビューに応じてくれた。“魅せるバスケット”を掲げる専修大学のゲームをメイクしていると派手さが目立つが、一度コートを離れるととても真面目な2人だ。

トーナメントのここまでの戦いぶりはいかがですか?

:「実力的に自信はありました。いい形で力を出せているので満足ですね。勢いもあるし。トーナメントは1つ負けたら終わりですからね。」
:「いい感じですね。それぞれがセルフコントロールをして、チームプレーが出来ていると思います。チームのテーマはリバウンドなんですが、それもしっかり出来ています。」

自分のプレー的には?
:「自分はまだプレイタイムが長くないので…」
:「まだのり切れていないですね。ドリブルワークから1本決めるとか、のっていくきっかけになる自分の中での“スーパープレー”が出てないんです。」

お互いのプレーはどう見ていますか?
:「ちょっと安定感がなくて、プレイタイムも伸びていないですね。でも少ない時間で仕事をしています。もう少し長くなれば、僕たち2人のラインのパスで盛り上げていけるんですけど。」
:「和はすごいです(笑) 調子が良いですね!大崩れしないし。相手の調子に関わらずやることをやってますね。(2〜3月のスプリングキャンプで練習合流が遅れたが)チームでやることは同じなので、影響も特にないです。」

30日はいよいよ決勝。このトーナメントへの意気込みを教えて下さい。
:「この大会はまだタイトルがないので、自分達がいる時に是非取りたいです。そういう意味で、意味のある大会ですね。」
:「結果どうこうより、自分達のプレーが出来たらいいと思います。たとえ優勝しても、自分達の納得のいくプレーが出来なければ嬉しくないんで。いいプレーが出来れば、自然と結果はついてくると思います。」
                          
(文中敬称略/2004.05.29インタビュー)

専修大学
2003年度成績:トーナメント3位/関東大学リーグ1部優勝/インカレ7位
これまでのスタートメンバー:中川和之、長澤晃一 、大宮宏正、波多野和也、小淵雅

<登場予定>
5回戦 119-49横浜国立大学
6回戦 108-49関東学院大学
準々決勝 84-62慶応大学
準決勝 92-78拓殖大学
決勝 18:00〜 代々木第2体育館 vs青山学院大学

<取材・文 北村美夏>