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チャイニーズタイペイ

（1勝3敗）

（2勝2敗）

＜第20回FIBAアジア女子バスケットボール選手権仙台大会兼第28回アテネオリンピックアジア地区予選会＞
1 月17日(土）　会場：仙台市体育館　レベル1

日本の予選リーグ最終戦は、中国・韓国が実力的に頭ひとつ抜け出す中、アテネへの“3枚目の切符”をかけて19日に3位決定戦を行う可能性の高いチャイニーズタイペイとの間で行われた。

第1クォーター、日本はチャイニーズタイペイの厳しいマンツーマンディフェンスに押し上げられるが、＃4浜口が体を張って起点となる。チャイニーズタイペイの高さを生かしたプレイに苦しむも、速攻のレイアップ、ゴール下シュートなどイージーシュートがことごとくリングに嫌われたことに助けられ、開始5分で11－4とリードする。ベテランの＃9楠田、＃4浜口が積極的にゴールに向かう姿勢を見せてリズムを掴み、チャイニーズタイペイ＃10ツァンにブザービーターとなる3ポイントシュートを決められるも24－16とリードする。

第2クォーターも＃10矢野が軽いシュートを決め28－19と10点差をつけるが、＃6大山、＃15永田のミドルシュートが入らず、代わった＃8川畑のミスもあって残り8分から得点が止まる。その間にミスからの速攻、＃11ツェンのインサイドプレイなどで詰められ、残り4分で30－30とついに追いつかれる。さらにチャイニーズタイペイにリバウンドを支配され、ゴール下で加点されるが、＃4浜口のロングシュートなどで36－40と何とかついていく。

後半、日本は引き続き攻撃に苦しみ、24秒ぎりぎりまでシュートを打てないが、＃6大山がフリーの3ポイントシュートを沈め残り7分で41－47と食らいつく。さらに代わったばかりの＃12立川のパスカットからの速攻で＃9楠田が3ポイントシュートを決め45－49とする。しかし左足首を痛めたチャイニーズタイペイ＃11ツェンが治療から復帰すると再びインサイドを崩され、チームファールによるフリースローを確実に決められこのクォーター57－63と追いつけない。

第4クォーター、点差を詰めたい日本は＃6大山、＃10矢野が3ポイントシュートを放つが入らず、62－72と10点差で残り5分と苦しくなる。しかしタイムアウトあけ、代わった＃12立川がスピードに乗ったドリブルでゴール下に切り込みバックシュートを決めると息を吹き返し、＃15永田の体を張ったディフェンスからのミドルシュート、＃9楠田の上からのディフェンスによるパスカットからのレイアップが決まってあっという間に68－72と詰め寄る。さらに＃9楠田がチャイニーズタイペイのポスト＃15リョウのボールを後ろからカットして、もう1本速攻を決める。チャイニーズタイペイのインサイドプレイも全員で寄って守り、“日本”コールが大きくなる中＃15永田が＃4浜口に合わせてついに残り3分72－72と同点とする。

ここでチャイニーズタイペイはベテランガード＃5チェンに託す。マークの＃12立川が惜しくもファールをとられるが、フリースローは2本目がはずれ72－73となる。厳しい守り合いとなり、日本はシュートをものにできないが、チャイニーズタイペイのセンター＃6ジャンのトラベリングに助けられる。さらにスクリーンで＃10矢野にひじでぶつかったチャイニーズタイペイ＃14ツェンがファールとなり、残り1分で日本ボールとなる。ここで＃9楠田がスピードで縦に持ち込み、ゴール下の＃4浜口に決定的なアシストを出すが、反応が遅れはじいてしまう。残り50秒で時間を使うチャイニーズタイペイ。日本はセンターの＃11ツェンにポジションを取らせないディフェンスをするが、逆に裏パスを通され残り
33秒72－75とされる。

タイムアウトあけ、早いパス回しでフリーになった＃6大山の3ポイントシュートは外れてしまう。が、＃4浜口がリバウンドに絡んで残り11秒で日本ボールのままスローインとなる。しかし、チャイニーズタイペイに3ポイントシュートだけを徹底的にケアされ時間が過ぎていく。残り5秒となってしまい、＃9楠田が3ポイントラインよりさらに5歩ほど下がったところから果敢にシュートを放つ。するとそのボールはそのままリングに吸い込まれ、土壇場で延長に持ち込む。

延長は、ティップオフからのアリウープ、＃11ツェンのインサイドプレイで75－79と先行される。＃6大山がバスケットカウントを奪うが、フリースローを決めることができない。チャイニーズタイペイ＃11ツェンのパスアウトをカットするが攻め手がなく、24秒ぎりぎりで打たされた＃7薮内の3ポイントシュートも外れ、77－79で残り2分30秒となる。日本はここで＃12立川を投入して流れを変えようとするが、チャイニーズタイペイ＃11ツェン、＃5チェンのシュートで残り1分30秒77－83とされる。矢野のターンシュートで79－83とするが、チャイニーズタイペイ＃11チェンにファールによるフリースローを与えてしまい残り30秒5点差となる。日本は3ポイントシュートを試みるがはずれ、リバウンドでファールを取られてしまう。このフリースローは2本ともはずれ、残り8秒から＃10矢野がフリーで3ポイントシュ－トを沈めるが及ばず、2点差で敗れた。

この結果、18日の準決勝の組み合わせは、予選4位となった日本と予選1位の韓国、この試合に勝った台湾と中国、という組み合わせになった。