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インカレ前夜祭・開会式 2004.11.28
男子第56回女子第51回全日本学生バスケットボール選手権大会は28日、都内ホテルで前夜祭・開会式を行った。
記者発表では男女第1〜4シード校が今年最後の大会への意気込みを語った。

<男子第1シード・慶應大>

佐々木コーチ “やることは1つ、DFから速攻”
「リーグは45年ぶりに優勝したが、その後さらに頑張ってきたので良い試合をお見せしたいです。
インカレまでの練習では練習計画を配ってから竹内が抜けてしまったのでそういう意味では納得できる練習ができたとは思いません。リーグでは個人としてもチームとしても成長を実感できて、インカレではどんなものを上乗せしようかと構想していたので…。でもやることは1つ、ディフェンスで頑張って速い展開にもっていくことです。怪我人は1人もいません。まだ見ぬ竹内(A代表遠征よりこの日の夕方に帰国)以外は体調は万全です。」


志村主将 “練習が今日で終わると思うと寂しい”“専修とはやりたいけれどやりたくない”
「2月のシーズンインからずっとインカレに向けて練習してきて、それを発揮できる時が来たのでだいぶ楽しみなここ1週間でした。春からA・B分けずにやってきた練習、今日もしてきたんですけど、それが明日で終わるかと思うとちょっと寂しいです。出ていない人の分まで自分達がいいプレーをして、学生らしい、慶應らしいバスケットができれば自分を含めた4年生は納得できると思います。それで結果がついてくればいいにこしたことはないですが、まずは目の前の敵を1つ1つ倒して最終日まで代々木2に残れるようにしたいです。
公輔がいなくてもキャプテンとして僕がやることは変わりません。それにチームとしても控えメンバーともたくさんコミュニケーションが取れる、とポジティブに受け取っています。そうして2週間やったおかげで、みんな慣れたきたのかなと感じました。
決勝に行けたらリーグで1勝1敗の専修とやりたいですね。それから個人的には濯のいる日体大とやりたいですね。やりたくないのは東海、専修。専修はやりたいんですけどやりたくないんですよ。」

<男子第2シード・専修大>

新関監督 “勝手なバスケットをやらせてもらう”
「1年生から主力でやってきた選手が最終学年になった。納得いく結果が残せるよう全力を尽くします。秋のリーグで4敗もしたのは、春に優勝した時は自分達が“勝つ”という気持ちだったが周りの期待が大きく“勝たなきゃいけない”になったのかなと思う。試合展開がまず受け身でしたが、インカレでは勝手なバスケットをやらせてもらいます。相手によらずまず自分達のバスケットをする。それからリーグは怪我人だらけでしたがやっと戻ってきたかなという感じです。
インカレではやはり4年生に注目して下さい。」

中川和選手 “インカレは気合が入っている”“専修らしくカッコ良く勝てれば”

「春に立てた“3つのタイトルを取る”という目標は、春勝てたけれど秋は負けてしまったのでインカレは気合が入っています。最後の大会ということもあって気合の入った雰囲気の練習ができました。専修らしくカッコ良く勝てれば1番いいけれど1戦1戦目の前の的から倒していきたいと思います。
インカレは最後の大会だし何が起こるかわからないけれど、もし決勝に進めたらやっぱり慶應ともう1回やりたいです。リーグの時はまだ気持ちが入っていなかった部分があったので気合を入れてもう1度やりたいですね。」

<男子第3シード・日体大>

泉コーチ “今年は1からのスタートだった”
「昨年、36年続いた6位以上・25年続いたベスト4以上が途切れてしまい今年は1からのスタートです。
リークでは圧倒的な勝ち方はなく、ディフェンスを頑張ることでオフェンスの力が発揮できたのでその部分を練習してきました。日々の練習はこの佐藤キャプテンを中心に盛り上げてやっているのでその成果を出したいというのがチーム全員の気持ちです。井場田、斎藤資も怪我から復帰しましたし、チーム全員に注目して欲しいです。」

佐藤主将 “インカレを取る、が合言葉”
というのが今年のみんなの合言葉です。日体大でバスケットをやっている100人の気持ちを背負ってやらないといけないのもあるし、その人たちの分も勝っていきたいので頑張っていきたいと思います。
見ている人に頑張ってるな、素晴らしいと思ってもらえるような試合展開ができるようにしたいです。
リーグでは負け試合は自分達が崩れたのでそういう意味でどこがきても自分達のバスケットをやり通せればと思います。慶應とやりたいし、あとリーグの最終日に専修に嫌な負け方をしているのでその借りを返したいというのもありますね。」

<男子第4シード・法政大>

佐藤コーチ “40分集中してやりたい”
「リーグとは全く違う戦い方で臨みます。どこが勝っても順当勝という表現は適さない激戦だと思います。対応力を磨いてきたのでどんな戦いになっても対応していきます。
リーグでは負け越したのに4位というみっともない世界でした。あと3つ4つ、5つくらい勝てたかなという試合がありました。試合の入り方、途中で投げやりになったり集中力を切らせてしまったシーンがあったのでインカレでは40分集中してやりたいです。当たり前のことだけれど、目の前のルーズに足が出なかったりなど細かいところでなかなか難しい
のです。その点を慶應はやってきているのですね。
練習としては1on1を中心に強化し、5人のバランスもうまく取れるようやってきました。といっても軽い怪我や風邪などでエントリーした全員が集まった練習を1度も出来ていないです。でもそれでもアジャストしてやらないといけないですね。
うちはこの山田が表のキープレイヤーですが、バスケットは1人ではできません。小川・亀井といったところが支えているからこそ山田が活きるのです。」

山田謙選手 “最後なので4年生のために勝ちたい”
「リーグが終わってインカレに向けての練習に何となく入ってしまってそのダラダラが結構続いてしまったのですが、全員でミーティングをしてインカレの目標はどういうものか再確認した後は1週間くらいですがいい練習ができました。
チームは3年生がスタートですが、周りで4年生がしっかり支えてくれているので自分達はのびのびできるし、同学年な分コミュニケーションも取りやすくいい感じでできていると思います。
最後の大会なので4年生のために勝ちたいし、来年につながるよう自分達もしっかりやっていければと思います。1戦1戦戦っていくことが今の自分達には大切なことだと思うので、1回戦の相手からしっかり戦っていきたいです。個人的には専修とやりたいですね。うちは別にそんなに力があるわけではないのでどことやっても競る試合になるでしょうから当たりたくないところは特にありません。」

<女子第1シード・筑波大>

内山監督「(慶應のコメントに)うちも13年ぶり、自分としては就任5年目に結果を残せました。リーグのようにうちのチームらしさを出せればと思います。この1ヶ月の成果を見せてくれるはずです。
リーグが終わってからボックスを全て見直しました。リーグの2敗には原因があるはずで、それはリーグ中にも修正していましたが改めて点検し直しました。春から秋に掛けていいところを伸ばす間にうちのバスケットは変わりました。リーグ後基礎練習をして、組み合わせが発表になってから応用練習ができたのでまた違った筑波のバスケットを見せたいと思います。」

田渕主将
「秋のリーグは優勝できましたが、インカレでは今回もチャレンジャー精神を持ってやりたいです。リーグでは“1戦必勝”を合言葉に戦ったのでインカレでもそれを合言葉に筑波らしく優勝を狙います。
是非決勝で日体大とやりたいですね。今年は日筑は中止、トーナメントは私達が負けてしまい、リーグは1勝1敗だったのでインカレで3戦目をやって決着をつけたいです。」

<女子第2シード・日体大>
木村コーチ「インカレ4連覇・19度目の優勝がかかっています。チーム一丸となって戦います。リーグ後は、インカレでもアップテンポのバスケットをしたいので走り込みと個人技のレベルアップをやってきました。その間に梅が骨折から戻ってきたのも大きいでしょう。
期待するのは顔にあざを作りながら頑張ったこの加藤です。リーダーシップを良く発揮してくれています。 」

加藤主将「リーグが終わった後も、日々成長してきました。スタッフ、試合に出ていない人も含めチーム全員で頑張りたいです。4連覇がかかっていますが、日体大らしく走るバ
スケットで頑張っていきたいです。日体も、筑波ともう1度やりたい気持ちがあります。」

<女子第3シード・武庫川女子大>

野老監督「創部は昭和27年、自分は52年目ですが秋の関西リーグで初めて優勝しました。自分もびっくりする数字です。インカレは去年1点差でベスト4を逃しています。今年はその時のメンバーがほとんど残り、その悔しさを覚えている。身長が低いというハンデはありますが何とかくらいついてあわよくば優勝を狙いたいです。
リーグの後は主に体作り(ウエイト、走り込み)をしてきました。去年の反省として、上位に来るには最後の5分にどう戦えるかが大きいと思ったので激しくオフェンス・ディフェンスできるようにという狙いです。
選手はもちろん、良くお褒め頂く(笑)うちの応援にも注目して下さい。」

山本主将「リーグで初優勝できたのは、メンバーだけでなく応援団の子がすごく背中を押してくれたからです。インカレも応援の子達とも1つになってやっていきたいです。練習では下級生の士気もすごく良くなってリーグよりワンランク上になれたかなと思います。
それからリーグでは気持ちでは絶対負けないと思ってやってきたので、インカレでも相手が大きかろうが気持ちで負けないで1戦1戦戦っていきたいです。
個人的には桜花学園大とやりたいですね。去年の西日本では勝ったのですが去年のインカレ・今年の西日本でも負けているのでもう1回チャレンジしたい。やりたくないのは…いつもやっているので関西以外のチームとやりたいので関西はもういいです(笑)。 」

<女子第4シード・鹿屋体育大>※都合により欠席

<取材・文 北村美夏>

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