<第44回関東大学バスケットボール新人戦>

第44回関東大学バスケットボール新人戦は17日、代々木第2体育館で残りの3回戦を行い、ベスト8が出揃った。

法政大は持ち味をいかんなく発揮して快勝。専修大・筑波大は、3クォーター目のリードを守った。優勝候補の東海大は、50点差の大勝。
この4校と、昨日勝った早稲田大・日体大・日大・拓殖大で明日準々決勝が行われる。



<第44回関東大学バスケットボール新人戦 3回戦>
6月17日(木) 会場:代々木第2体育館

TEAM
 



 
TEAM
96
30
1st
12
72

 
法政
23
2nd
21
慶應義塾大
22
3rd
17
21
4th
22

スターティングメンバー
法政大:#7末廣、#9高久、#11福田、#14山田、#16深尾
慶應大:#4酒井、#5赤瀬、#9香川、#11小松、#17中島


法政大はリバウンドで優位に立ち、第1クォーター残り2分16−10とリードする。慶應大にオフェンスを組み立てさせず、リバウンドを速攻 に持ち込んで#16深尾が4連続得点。この後#12高橋のフリーの3ポイントシュート、#11福田のブザービーターも決まって一気に30−12とする。

第2クォーター立ち上がりは、慶應大#4酒井らの外のシュートが決まり残り7分36−25まで詰められる。しかし#9高久のポストからリズム良くボールがまわり、残り6分40−25とする。守っても慶應大のオフェンスを無理な1on1しかさせず、そのリバウンド・パスカットから速攻を量産。能力の差を見せ付け、慶應大にかさんだファールのフリースローもきっちり決める。残り2分からは#14山田以外のスタートメンバーを休ませる余裕を見せ、53−33と20点リードで折り返す。

しかし後半、慶應大のバックコートからのトラップディフェンスにややてこずり、ボールを奪われる。しかし慶應大の速攻をことごとくつぶし、第3クォーター残り5分63−43と詰めさせない。この後も一進一退となるが、法政大は1on1で優位に立ち慶應大#10加藤、#9香川を続けてファールアウトさせる。その後#9高久の連続得点でこのクォーターを75−50とする。

第4クォーターは残り6分30秒79−58と一時詰められるが、慶應大の足が止まったところを突き残り4分87−58と30点差に。その後控えのメンバーで攻めあぐむ場面もあったが、96−72と余裕を持って逃げ切った。

法政大#16深尾


<第44回関東大学バスケットボール新人戦 3回戦>
6月17日(木) 会場:代々木第2体育館

TEAM
 



 
TEAM
 
70
18
1st
23
87

 
明治大
20
2nd
17
筑波大
12
3rd
24
18
4th
23

スターティングメンバー
明治大:#9北向、#13根岸、#15横尾、#16清水、#21岡田
筑波大:#4小松、#5尾崎、#7畑田、#14山城、#15吉田

第1クォーターは入れ合う展開。明治大は、18-21の終了間際に#9北向の3ポイントシュートが外れ、逆に筑波大#4小松に残り5秒で決められこのクォーター18-23とする。

第2クォーターもついていき、#15横尾の3ポイントシュートでワンゴール差とすると、#10古橋のインサイドで残り5分26-25と逆転する。だが筑波大#16木村にすぐさま決め返されて一進一退の攻防になる。だが残り2分30秒、#10古橋の3つ目のファールで筑波大#5尾崎にバスケットカウントを奪われ、30-36となる。#9北向が苦しいところで3ポイントシュートを決めくらいつき、前半を38-40とする。

第3クォーターは#21岡田の3ポイントシュートでいきなり逆転と幸先がよいが、この後筑波大#4小松に、#5尾崎とのコンビで3つのバスケットカウントを含む5連続特点を許し、残り6分41-53と一気に突き放される。この後#9北向がワンゴール返すが、インサイドを徹底的に突かれ残り3分43-64と20点差になる。終了間際にやっと連続得点しなんとか50-64として最終クォーターへ。

第4クォーターも単発の攻撃に抑えられる一方インサイドを切り裂かれ、残り4分56-85とついに30点差がつく。残り3分から#9北向、#15横尾が連続して3ポイントシュートを決め、メンバーを落とした筑波大をフリースローの得点のみに抑えるが遅く、70-87と前々日に青学大を破った勢いを生かせなかった。

筑波大#4小松


<第44回関東大学バスケットボール新人戦 3回戦>
6月17日(木) 会場:代々木第2体育館

TEAM
 



 
TEAM
87
25
1st
20
59

 
専修大
20
2nd
15
神奈川大
26
3rd
9
16
4th
15

スターティングメンバー
専修大:#6勝久、#7五十嵐、#11横村、#12田中、#13喜多川
神奈川大:#4阿左美、#5新井、#6星野、#11小日向、#12柴田

専修大は立ち上がり、#6勝久を中心に速い攻撃で第1クォーター残り4分17−6とリードする。しかしそこから神奈川大のアウトサイドシュートが決まり、25−20と詰められる。第2クォーターもシュートの歯切れが今ひとつながらリバウンドを取り、じりじりと差を広げ前半を10点差とする。

第3クォーターはは#11横村(186cm)・#12田中(192cm)・#13喜多川(186cm)の1年生トリオが高さを生かして得点し、神奈川大の攻撃を封じる。終盤粘られるがこのリードを 守った。



<第44回関東大学バスケットボール新人戦 3回戦>
6月17日(木) 会場:代々木第2体育館

TEAM
 



 
TEAM
 
50
13
1st
30
103

 
國學院大
9
2nd
20
東海大
18
3rd
23
10
4th
30

スターティングメンバー
國學院大:#4青木、#5大崎、#6小林、#7大石、#8山本
東海大:#4石崎、#5阿部、#6内海、#7井上、#8松山

東海大は、國學院大#7大石に先制を許すが、#5阿部の連続3ポイントシュートなどで第1クォーター残り8分一気に14−2とする。その後#8松山の連続得点もありリードを広げ、30-13とする。第2クォーターも残り5分まで國學院大を無得点に抑える間に加点。前半終了間際には#15小林の連続得点で50-22とする。

後半も、要所で#5阿部が#6内海のアシストから3ポイントシュートを決め國學院大につけいるスキを与えず、73-40と第3クォーターで30点差。最終クォーターも、#7井上、#18西垣が連続得点し、守っても残り4分國學院大#7大石のゴール下シュートまでノーゴールに抑える。この後#13新妻がフリースローでミスをするが、1分を切ってから連続得点し、103-50と大勝した。

<取材・文 北村美夏>

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