<JBL最終節レビュー>

レギュラーシーズン最終戦を迎えたJBLスーパーリーグ。これまでにアイシン精機、三菱電機、東芝がプレーオフ進出を決め、残り1枠を松下電器(13勝13敗)・オーエスジー(12勝14敗)・トヨタ自動車(12勝14敗)で争った。断然有利なのは松下電器。日立との2連戦で1勝でもすれば自力進出となる。一方のオーエスジー・トヨタ自動車が逆転で4位となるには、2勝することが絶対条件。かつ、3チームの直接対決の結果は松下電器(6勝2敗)・オーエスジー(4勝4敗)・トヨタ自動車(2勝4敗)となっているため、松下電器が2敗することが必要となる。トヨタ自動車は同じ条件からさらにオーエスジーが1敗することが必要で苦しい。
*かっこ内の勝敗は2月29日(第13節終了)時のもの



<スーパーリーグ最終節 三菱電機vs東芝>
3月5日(金) 会場:代々木第2体育館

TEAM
 



 
TEAM
86
22
1st
20
82
 
三菱電器
24
2nd
20
東芝
(16勝11敗)
17
3rd
22
(15勝12敗)
23
4th
20

前半両クォーターは三菱電機が先行するが、東芝が#33宋の得点で詰める展開となる。第3クォーターも三菱電機が差を広げるが、#34古田が4ファールでベンチにさがったのを機に東芝が三度追い上げる。第4クォーターもその勢いで東芝が開始2分71−65と6点差にするが、三菱電機#3大野のしゅーとなどで追い上げ、逆に残り1分半で77−85と逆転する。東芝もあきらめず粘るが、残り22秒82−85の場面で#51北のスリーポイントシュートがはずれ決着がついた。



<スーパーリーグ最終節 トヨタ自動車vアイシン精機>
3月6日(土) 会場:草薙総合運動場体育館

TEAM
 



 
TEAM
 
96
23
1st
19
78
 
トヨタ自動車
20
2nd
13
アイシン精機
(13勝14敗)
28
3rd
18
(19勝8敗)
25
4th
28

前回に続き得点源の#32ヘンダーソンを欠いたアイシン精機。トヨタ自動車は#15リンドマンにボールを集めて差を広げていく。慣れない形でオフェンスのリズムに乗り切れないアイシン精機に対し豊、トヨタ自動車はバランス良く得点を重ね、首位のアイシン精機から勝利を得るが、松下電器が勝ったためプレーオフ進出を逃した。



<スーパーリーグ最終節 日立vsオーエスジー>
3月6日(土) 会場:代々木第2体育館

TEAM
 



 
TEAM
 
79
19
1st
29
98
 
日立
14
2nd
23
松下電器
(10勝17敗)
14
3rd
30
(14勝13敗)
32
4th
16

松下が中で#31青野・#30ブース、外で#6永山と怒涛の攻撃を見せ、大勝でプレーオフ出場を決めた。



<スーパーリーグ最終節 オーエスジーvs新潟>
3月6日(土) 会場:鹿沼総合体育館

TEAM
 



 
TEAM
 
83
26
1st
27
101
 
オーエスジー
21
2nd
18
新潟
(12勝15敗)
19
3rd
27
(9勝18敗)
17
4th
29

前半は互角の展開となったが、第3クォーターにオーエスジー#20カスタスが負傷で一時ベンチにさがった間に新潟が差をつける。第4クォーターも新潟#12平岡の得点で差を広げた。新潟は#1デッカー、#42ブラゼルの両外国人が得点だけでなくリバウンドでも勝利に貢献した。



<スーパーリーグ最終節 東芝vs三菱電機>
3月7日(日) 会場:白石市文化体育活動センター

TEAM
 



 
TEAM
 
87
25
1st
23
64
 
東芝
27
2nd
19
三菱電機
(16勝12敗)
18
3rd
9
(16勝12敗)
17
4th
13

勝負が分かれたのは第2クォーター。三菱電機のオフェンスミスを、前日は欠場した東芝#6クラインシュミットが突いて得点を重ね、プレーオフセミファイナルと同じ組み合わせは星を分ける結果となった。



<スーパーリーグ最終節 アイシン精機vsトヨタ自動車>
3月7日(日) 会場:小笠山総合運動公園体育館

TEAM
 



 
TEAM
 
79
23
1st
25
75
 
アイシン精機
16
2nd
8
トヨタ自動車
(20勝8敗)
19
3rd
21
(13勝15敗)
21
4th
21

トヨタ自動車は第2クォーター、ファウルやシュートミスなどで波に乗れない。#10納谷が奮闘するが、アイシン精機にまんべんなく攻められ接戦を落とした。



<スーパーリーグ最終 日立vs松下電器>
3月7日(日) 会場:代々木第2体育館

TEAM
 



 
TEAM
 
102
24
1st
19
96
 
日立
24
2nd
33
松下電器
(11勝17敗)
26
3rd
22
(14勝14敗)
28
4th
20

日立は、前日それぞれ8点・8点・3点に抑えられた#1ベンワー・#9宮ノ腰・#24佐久本のスタート3人が、今日は20点を越えるポイントをあげていく。一方の松下電器はスタートメンバーが振るわず、#7和田らベンチメンバーが食い下がるも及ばなかった。



<スーパーリーグ最終節 オーエスジーvs新潟>
3月7日(日) 会場:岩手県営体育館

TEAM
 



 
TEAM
 
95
23
1st
34
93
 
オーエスジー
33
2nd
14
新潟
(13勝15敗)
19
3rd
23
(9勝19敗)
20
4th
22

第1クォーターは新潟が#10庄司、#34高橋の得点で先行するが、第2クォーターはオーエスジーのオールコートプレスが効き、新潟のテクニカルファウルもあって流れを引き寄せる。後半は一進一退の攻防となったが、オーエスジー#42カスタスが計42得点と気を吐き接戦を制した。

<取材・文 北村美夏>