<キリンカップ2004>
7月29日、仙台市体育館で、キリンカップ2004第1戦目が行われ、男女とも初勝利をあげた。

第2戦は31日に山形で、第3戦は1日に代々木第2で行われる。

<キリンカップ2004 第1戦>
7月29日(木) 会場:仙台市体育館

TEAM
 



 
TEAM
 
71
21
1st
21
78
イングランド

10

2nd
12
日本
21
3rd
18
19
4th
27

スターティングメンバー
日本:#7五十嵐・#11網野・#12渡邉・#13古田・#15竹内(譲)
イングランド:#8HERRIMAN・#10WILLIAMS・#11MARTIN・#14JOSEPH・#15PHOENIX

第1クォーター、先制されるも、すぐに#11網野が3ポイントシュートを決める。さらに3-6となってから2本目の3ポイントシュートを決め、同点とする。その後、#15竹内(譲)に代わって入った#10竹内(公)のミドルシュート、#7五十嵐の3ポイントシュート、さらに五十嵐に代わって入った#8柏木のドライブインシュートが決まり、リードを保つ。しかし残り4分を切ったところから、ファールがかさんでチームファールによるフリースローをイングランドに与えてしまう。それを2本とも決められ、15-14と1点差に詰められる。だが積極的なディフェンスでしのぐと、#11網野のこのクォーターだけで3本目となる3ポイントシュート、さらにミドルシュートも決まり、20-14と点差を広げる。しかし、終了間際、イングランド#14にローポストからのパワープレーや、ウィングからの3ポイントシュートを決められ、再び詰められる。残り1分からはどちらも得点できず、21-21と同点で第1クォーターを終える。

第2クォーター立ち上がりは、しばらくどちらも攻めきれないが、その後イングランド#7の連続得点で21-27とリードされる。だが日本も#13古田のステップインからのシュートや、#7五十嵐の3ポイントシュートでついていく。厳しいディフェンスを展開し、ラスト2分間のイングランドを無得点におさえる。攻めては#7五十嵐がドライブでファールを取り、そのフリースローを2投とも決めて30-31とする。さらに#11網野の速攻、#6桜井の1on1からのフリースローで、33-31と逆転して前半を終える。

第3クォーターは、開始からイングランドに押し込まれ、一気に11連続得点され35-42とリードされる。しかし、#12渡邉のドライブインシュート、#11網野の3ポイントシュートと1本ずつ返していく。さらに残り4分40秒には速攻を#12渡邉が決め、ついに42-42と同点にする。だが、積極的なディフェンスを展開するゆえにファールが増えた日本は増え、、イングランドにフリースローを多く与えてしまう。それらをきっちりと決められ点差が開くも、#8柏木の速攻、#12渡邉のドライブインとくらいつく。残り数秒からのオフェンスでは、#7五十嵐がそのままドリブルで持ち込み、トップから3ポイントシュートを放つと、ボールはリングに当たって跳ね、ブザーとともにリングに収まり、51-52と点差をわずか1点差にして最終クォーターへ。

第4クォーターは、一転開始から日本のペースで展開する。#12渡邉のステップイン、#15竹内(譲)の1on1からのミドルシュート、#11網野のスティールからのダンクなどで、59-52とリードする。イングランド#14に3ポイントシュートを決められるが、#15竹内(譲)のバスケットカウントなどで流れを渡さず、63-55とする。しかし、残り5分41秒、その#15竹内(譲)が5ファールでファールアウトとなるなど、またしてもファールが増え、イングランドにフリースローを与えてしまう。それを外してくれるのに救われ、何とかリードを保つ。そしてイングランドもチームファールが5個を越えると、#13古田・#7五十嵐がそのフリースローをきっちり決め、68-58と少しずつリードを広げる。だが残り1分55秒、次に#12渡邉がファールアウトすると、運びでカットされるなどオフェンスのリズムが悪くなる。そこをディフェンスでカバーすると、残り30秒からはファールゲームとなる。そのフリースローを#7五十嵐が落ち着いて決め、点差を保って78-71で勝利した。


第1Qで3本の3ポイントと
日本の勢いを作った網野

苦しい時に得点を取り逆転に
つなげた渡邉

要所での3ポイントシュート、
フリースローを決めた五十嵐


<キリンカップ2004 第1戦>
7月29日(木) 会場:仙台市体育館


TEAM
         
TEAM
 
82
17
1st
21
68
 
日本
31
2nd
19
ブルガリア
17
3rd
13
17
4th
15

スターティングメンバー

日本:#4浜口・#6大山・#9楠田・#10矢野・#15永田
ブルガリア:#9BRANZOVA・#10IOLOVSKA・#11BATCHKOVA・#12ASENVA-LOZANOVA・#15GOUNEVA

第1クォーター開始早々、ブルガリア#15にゴール下のシュートを決められる。その後のオフェンスでは、ブルガリアから3度ファールを取るが、得点にはつなげずじまい。#15永田がドライブでファールをもらい、そのフリースローでやっと得点する。しかしそこからブルガリア#9のリバウンドシュート、#11の速攻、#10の3ポイントシュートと連続得点され、3-9と離される。だが#10矢野が3ポイントシュートを決め、残り4分8-13ついていく。その後さらにもう1本ウィングから決め、11-13と追い上げリズムに乗ると、ディフェンスでもプレスを仕掛ける。それでもブルガリアのインサイドを止められず、残り1分で15-21と6点差となる。最後は残り30秒で#10矢野がシュートを決め、その後のブルガリアの攻撃を抑えて、17-21で第1クォーターを終える。

第2クォーター、まず#10矢野がリバウンドからの速攻をバスケットカウントで決め、20-21と1点差にする。さらに開始1分30秒には#4浜口からのアシストで#15永田が決めて、22-21と逆転に成功する。だがそこからブルガリア#5のバスケットカウント、#9の連続得点で、一気に22-28まで引き戻される。しかしここではスタートメンバーではない#13大神のドライブインシュートや、#12立川の速攻からのフリースロー、#11江口のシュートが決まり、2点差にまで追い上げる。そして残り5分、#4浜口がドライブでバスケットカウントを決め、31-30と再び逆転する。その後ブルガリアのインサイドの得点は許すものの、日本も#9楠田のドライブと3ポイントシュート、#8川畑の2本のミドルシュートなどで、徐々に差をつけ始める。その後も#10矢野・#9楠田がフリースローもきっちり決め、さらに#4浜口もドライブインシュートを決めるなど多彩な攻撃を展開し、残り1分では46-37までリードを広げる。ここで、#4浜口がコンタクトレンズがずれてしまいベンチに下がるが、その間もディフェンスで粘り、その後のブルガリアの得点を#12のバスケットカウントのみに抑え、48-40と8点リードして前半を終える。

第3クォーター開始直後、#15永田がフリースローを得て、それを2投とも決め10点差とする。その後、ブルガリア#9・#12のゴール下シュートを許すが、ここでも、#10矢野のコーナーからの3ポイントシュートが決まり、ブルガリアに追い上げを許さない。その後は交互に取り合う展開となるが、残り2分#12立川と#4浜口の合わせのプレーからの得点や、#13大神のスティールからの速攻、さらに#12立川のブルガリアのスローインを奪ってのシュートなどの活躍でリードを広げ、65-53として第3クォーターを終える。

第4クォーターは、#4浜口のローポストでの1on1からのフックシュートで始まる。すぐにブルガリア#14に3ポイントシュートを決められるが、日本も#12立川のドライブインや、#9楠田の3ポイントシュートで引き離す。ここからブルガリアにフリースローを含む6得点を連続で許すが、残り3分にここで日本のキャプテン#6大山が、それまでインサイドで得点を重ねてきていたブルガリア#15からオフェンスファールを取り、ファールアウトさせると流れはブルガリアに渡ることなく、#4浜口・#8川畑・#9楠田の得点で、82-68と14点差をつけて、ブルガリアに勝利した。


得点、アシスト、ゲームメイクと
活躍の楠田

流れが移りそうになった時に3Pを
効果的に決めた矢野

ブルガリアの長身センターにも
向かっていく浜口

<取材 渡辺美香/構成 北村美夏>
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