<李相佰(りそうはく)杯男子強化合宿>
4月15日、東芝小向体育館で、李相佰杯男子強化合宿が行われた。
初日のこの日は10名が参加し、15時半から約2時間、行なった。
李相佰杯は、5月6日から8日まで、東京の代々木第2体育館で行なわれる。
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4/15(金)
 昨年、学生界を引っ張ってきた西塔・桜井らが抜けた今回、大宮が持ち味の明るさでメンバーを引っ張った。「声を出していきましょう!」とアップから積極的に声を出す。

  その後は2人組を組んで1on1から。スプリングキャンプのように激しいディフェンスが要求される。「みんな遠慮しているよ!」という山本コーチの声でエンジンがかかってゆく。続いて2on2。スクリーンを特に気をつけるが、「最後のところでレイアップされないことも大事だよ」と池内コーチ。

  フリースローでインターバルを置いたあとはウイングのディフェンスの確認。「相手はこういう動きもしてくるよ」と

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ステップやスクリーンも想定して行なう。続いてはそれを応用した2on2。両コーチも加わって、パスやドリブルなどボールの動きに対するディフェンスの動きをチェックする。「ディフェンスが成功すれば相手のリズムが崩せる。できないと相手のペースで展開されてしまうよ」とは山本コーチ。

  2人組シューティングの後は4on4。ディフェンス側がボールを取ったらカウンターありで、シュートを決めた方が続けて攻めるルール。最初は1on1のディフェンスが甘くオレンジチームが6-0と連続得点するが、白チームも速攻でリズムをつかむと石崎がうまくリードし12-10まで追い上げる。その後リバウンドを含めディフェンスがタイトになり、得点がなかなか動かなくなる。岡田のボールを呼んでのロングシュートで15-15の同点になるが、疲れが見えてくる。オレンジチームが連続得点して19点になった後、「20点まで」と指示が出る。これを大宮が一発で決めてこの日は終了、クールダウンとなった。

池内泰明ヘッドコーチ(写真左)
(選考合宿については)5on5がメインで2回、1回は辻秀一先生を呼んでメンタルについての話を聞きました。人数が40名と多くちょっとかわいそうでしたが、スプリングキャンプ組を中心に頑張ってくれていい合宿になったと思います。来年以降に向けて経験重視の選手も何人かいましたが、何をしていいかというところからこれをきっかけに変わってくれると良いですね。今ここにいる(メンバーの)選手達だって最初は何もできませんでしたが、頑張ることを覚えていったのですから。(指揮を執っている)拓大からも何人か選ばれていましたが、やっぱり選ばれて喜んでいました。でも合宿で表現するのは難しいので、これを良い経験にして次につなげてほしいです。
(その選考を突破した今年の選手達はどうですか)竹内達大きい選手が入っているから、後は外角のシュートと何と言ってもどう守るかですね。何日も練習できないので、ディフェンスの確認をしっかりやって、オフェンスはからみと組み合わせですね。」

菅原洋介選手 (早稲田大4)
A代表・スプリングキャンプ組の中でも落ち着いて、攻守で積極的なプレーを見せた。
「緊張しないように、マイペースを心掛けてやりました。皆今まで色々な経験をしてきた人ばかりなので、僕だけ場違いかな?って感じです。皆“場”の経験を踏んでいるので、勝負所に強いですね。それは練習云々ではないので、そういう強さを吸収できればと思います。(だが良さも出ていたのでは)いえ、まだまだですね。もっと正確さがないと…気持ちの面は良かったですけどね。
(その中でアピールポイントは)プレーですか?(全体で)皆ちょと笑顔が足りないので、笑顔を出していこうかな。あと僕の個性が、人とちょっと(違っていて)おかしいところなのでそこをなるべく出したいです。
(今年は日本開催ということで意気込みは)やっぱり試合になると個人個人ではなくチームになると思うんです。だからチームを盛り上げていくのと、出る機会があればチームのためになるような、華麗なシュートとかじゃなくて体を張って裏方に徹する事が出来れば光栄ですね。」



<取材・文 北村美夏>
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