<李相佰(りそうはく)杯男子直前合宿>
5月4日から二日間、李相佰杯男子直前合宿が行われた。
1日目は午前中シューティングを行なうと、午後からA代表が練習を行なう東海大短期大学部高輪校舎に移動し、A代表との練習ゲームを行なった。
2日目は午後から集合し、A代表との練習ゲーム2戦目を行なった。

李相佰杯は、5月6日から8日まで、東京の代々木第2体育館で行なわれる。
参加選手はこちら

(写真とゲーム詳細は後ほど掲載します。)

5/4(水)
 A代表との練習ゲームを行なった。序盤は硬さが見られリバウンドをAチームに支配され離されるが、徐々に動きがよくなると、いいコンビネーションプレーやファーストブレークも出るが、最後はA代表に力の差を見せられ、ゲームは敗れた。いい動きはあったものの、フィジカル面や集中力などにA代表との力の差を感じた。

5/5(木)
 A代表との練習ゲーム2戦目は序盤からどちらも激しくぶつかり合う展開となった。学生代表は第3ピリオドで一時は逆転に成功するが、その後のA代表の得点を抑えることができず、最終ピリオド一気に離され、この日のゲームも敗れる。しかし、1日目に比べオフェンス・ディフェンスともにアグレッシブで集中力の途切れないゲームが展開できていた。終了後の選手たちの表情もよく、いい形で本戦につなげることができたゲームとなった。

 試合後パブリセビッチ日本代表ヘッドコーチは「学生代表チームはとてもいいチームです。本番が楽しみです。自分は明日から、そして7日土曜日にはA代表全員で会場に行きます。」とコメント。メンバーにA代表候補選手がいることもあり、李相佰杯のゲームに強い関心を持っている様子だった。

 またA代表と初めて対戦した菅原・岡田両選手は「プレッシャーが強く、ディフェンスが厳しかった。」(岡田)と言いながらも、「上のレベルの中である程度自分のできることができた。」(岡田)、「アグレッシブにはいけたが、まだ100%自分を出せていない。」(菅原)など前向きな気持ちで試合を終えることができた。どちらも「出られたら…」とちょっと消極的な言葉を言いながらも、「いいところでシュートを決められるように頑張りたい。」(岡田)、「ドライブで抜く自信はあるので、そこから上手く展開できるようにしたい。」(菅原)と力強いく抱負を語った。

池内泰明ヘッドコーチ
「今日はいいゲームができました。途中ディフェンスもオフェンスもいい形になりましたし、動きがよくパスも上手くまわっていました。インサイドはA代表候補もいるし、みんな国際経験もあります。そういう面ではガード陣が(国際大会の)経験をあまりしていないのですが、今日の動きはよかったし、彼らならやれると思います。じっくりと守って、しっかりと動くオフェンスを展開したいですね。(プレッシャーは?)選手たちには全然ないですよ。我々スタッフの方にはありますが(笑)。」」

 
伊藤拓郎選手CAP(拓殖大4年)
「今年は本気で3連勝を狙います!今日のゲームで徐々にチームとしての動きが出せるようになりました。今日は本気で相手を倒すつもりでやりました。(練習の)時間はあまりなかったのですが、その中でもやれることはできたと思います。自分はA代表の方の練習に参加できて、高いレベルの中でやれたのでよかった面はあります。今回が(自分にとって)初めての国際大会ですが、力み過ぎないようにして、いつも通りのプレーをしていきたいです。」

 

<取材・文 渡辺美香>
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