<スプリングキャンプレポート〜第3次・後編
大学生を対象とした男子第3次スプリングキャンプが、3月10日から3月13日まで、神奈川の富士通川崎総合体育館で行われた。第1、2次の40名から22名にセレクションされた選手(U-24代表に選出)が、ジェリコHCの熱心な指導を受けた様子をレポートした。
                                                 参加選手はこちら

3/12(金)
午前はオールコートでのドリブル鬼ごっこから。鬼はバレーボールを持ってドリブルをしつつ、それを当てていく。中には何度もぶつけられる選手も。それで体を温めた後は、ボール2個でのドリブルドリル。合図で方向を変えたりと、2次の時よりも慣れてきている。その後オールコートで3回チェンジした後レイアップ。「スピードにめりはりを」と指示が出る。

その後は2人組でシューティング。一つのリングにつき3組とし、2ポイントシュート、3ポイントシュート、その2つを交互に、の3種類でどの組が一番早く指定の本数を入れられるかを競わせた。

多くても5〜6本程しか差が開かない。空中にあるボールのアーチの低

<今日の練習メニュー>
09:00 アップ開始
09:30 ドリブル鬼ごっこ
09:35 ドリブルドリル
10:00 2人組シューティング
10:50 終了
15:30 アップ
16:00 スクリメージ(5本取り)
17:55 終了
い方が勝利、ということも。だんだん白熱していき、リバウンドでも 無用に体をぶつけ合って妨害しあう場面も。

結果、勝ち数の少なかった瀬戸山−西塔組と、蒲谷−大宮組にペナルティーシューティングが課せられた。左右ロー、ハイポストから連続で10本入れる。蒲谷−大宮組は10本目を落としてしまって「あぁ〜」と声が大きくなる場面も。しかし時間内にきちんと終わらせ、ストレッチをして午前を終えた。

午後はいつものようにラリー。今日のルールは、ディフェンス組が5本守ったら、交代。しかし、シュートを決められたらその5本に1本ずつ足される。その代わり、守って速攻のシュートを決めたら2本引くことが出来るというもの。シューティングでもそうだが、ルールを少し工夫することで選手が面白がり、結果持っている力を出せている。
補強に続いて、午後もストレッチをして終えた。

<ジェリコHC裏語録5>
(楠本通訳にインタビューしていると)「二人っきりで大丈夫?気をつけてね。」

3/13(土)
第3次キャンプも最終日。アップでは、さすがに声が少なくなっている。最初のメニューは、オールコートでの2メン。コーチがボードにぶつけたボールを、菅谷・田中がリバウンドし、そこからスタート。2次キャンプの初日にたくさんのポイントを言われていたこともあって、スムーズになっている。ガードとフォワード・センターがペアになって行うが、センター陣もかなりのスピードで走る。ガード陣もそのスピードを殺さないパスで応え、ダンク連発となった。

<今日の練習メニュー>
09:00 アップ開始
09:30 オールコート2メン
10:00 ゲーム
11:00 一部補強
11:05 終了

30分程続けた後、「よく頑張ったから、これからゲームをやる」とジェリコHC。3次キャンプの締めくくりとなった。チーム1は桜井・菅谷・竹内(公)・中川・山田・石崎・大屋・柏木、チーム2は太田・西塔・瀬戸山・竹内(譲)・宮永・朝山・蒲谷・田中と分けてスタート。

前半は27−27の同点と譲らない。2分のインターバルの後の後半では、朝山の連続シュートなどで残り4分(チーム1)48−57(チーム2)とチーム2が一時10点リードする。しかし、チーム1は山田、石崎の速攻の得点で、残り33秒(チーム1)57ー60(チーム2)と詰め寄るが、チーム2宮永がうまくキープして残り3秒。「8秒に戻して」とジェリコHC。しかし、全てを託した山田の3Pがはずれ、終了。負けチームのみ補強の腹筋をして、全日程を終えた。

4次キャンプは、3月17日から都内で行われる。

<ジェリコHC語録8>
「選手達はとても真面目に、最高の集中で新しいことや役目に取り組んだのでとても満足している。その中で教えられるのは楽しい。」

2メンで:1年の菅谷と4年の朝山
ラリー
コミュニケーション

ダンク連発で24秒板が…
ストレッチ痛い!
疲れてます

<取材・文 北村美夏>
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