<スプリングキャンプレポート〜第4次・後編>
大学生を対象とした男子第4次スプリングキャンプが、3月17日から3月21日まで、東京の国立科学スポーツセンターで行われた。第1、2次の40名から22名にセレクションされた選手(U-24代表に選出)が、ジェリコHCの熱心な指導を受けた様子をレポートした。
                                                 参加選手はこちら

3/20(土)
午前はポジションごとのグループに分かれて21点先取のハーフコート3対3。最初のセンター陣は、普段とは違う役割もしなければならないため最初はかみあわないこともあったが、4年の山田がうまく指示していた。次のフォワード陣は、1つ1つのプレーのスピードが速い。特に蒲谷はもらったら打つスタイルでことごとく決め、あっと言う間に12−0となって相手チームがジェリコHCに「DFをやりなさい!」と言われてしまう場面も。2巡目はどのクループも慣れてきて接戦続きになった。最後のガードクループ(色:朝山・蒲谷・瀬戸山、白:大宮・柏木・桜井)は、蒲谷の1対1を柏木が体を張って止めようとすることが続き、同じチームながら朝山が「お前ら激しいな」と苦笑するほど。他のメンバーも1つのプレー、シュートに一喜一憂しながらやる様子にジェリコHCも他の選手も思わず笑いながら見守った戦いは、20−20の同点から最後は蒲谷が体勢を崩しながらもシュートを決めて終えた。

午後はゲーム。「今日は年上チームと年下チームにしよう」ということで

<今日の練習メニュー>
09:30 アップ開始
10:00 ポジションごとに3対3/
2人組シューティング
11:55 終了
16:00 アップ
16:30 ゲーム(20分×5本)
18:30 補強(Oチームのみ)
18:40 O→終了
E→ シューティング
19:00 終了

チーム分けは、それにポジションのバランスも考慮してOチーム:朝山・柏木・西塔・菅谷・瀬戸山・澤岻・田中・宮永・山田、Yチーム:石崎・太田・大宮・大屋・蒲谷・桜井・竹内(公)・竹内(譲)・中川となった。

1本目は、開始5分こそ8−8と互角だったが、Yチームがリバウンドから速攻を量産し残り12分O10−18Yとすると、そのまま差を広げてO29−44Y。2本目も、Oは朝山・山田のミドルが来ず、O57−74Yと点差は変わらない。3本目は、その2人のシュートが決まりだし9点差まで詰める場面があったが、Yチームが速攻で引き離す展開。しかし、残り8分Oに宮永が入るとOも速攻が出るようになり、残り3分O102−105Yと3点差まで詰め寄る。Oは硬さが取れた菅谷のブロックも飛び出すなどディフェンスも良くなり、Yは攻めあぐねるが石崎がうまくつないでO104−110Yとする。しかし4本目、Oが最初の5分間朝山のゴール2本しか加点できない間に、Yは竹内(公)のリバウンドから速攻につなげ、残り15分O109−125Yと再び2桁差に。そのままO136−154Y。5本目の前の1分のインターバルで、朝山が「元気がないよとりあえず。暗いよ?!」と励ましたかいあってか残り5分O174−185Yとする。が追いつきたいOのロングシュートが入らず、O173−180Yで下級生チームが勝った。

その後は負けたOチームのメンバーだけ補強。Yチームは1人1種目ずつ交代で手本となり、10種類×15回。それでOチームは終了となり、Yチームはシューティングをして終えた。

<ジェリコHC語録>
(2本目と3本目の間のインターバル中)「負けた方にはペナルティがあります。当然のことです。」

3/21(日)
午前は、3チームに分かれて、総まとめとなるスクリメージ。選手同士のコミュニケーションがだいぶ取れており、真剣な中にも笑顔が見られた。そして、全員を座らせてまとめの話をして、4週間に渡った合宿を打ち上げた。

<ジェリコHC語録>
(最後に)「あなた達は、日本のバスケットボールの未来です。」

<今日の練習メニュー>
08:45 アップ開始
09:15 スクリメージ/シューティング
10:40 まとめ
11:10 終了

上級生チーム
下級生チーム
まとめ

シューティングゲーム入った瞬間
右手に注目
ボトルにすずなり

<取材・文 北村美夏>
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