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ディフェンスのスナップで去年1年間の成長を見せた。瀬戸山(186cm)は竹内譲(203cm)に対しミスマッチだったが、攻守ともに物怖じせずスナップやステップインで本領を発揮していた。
　 3周ほどしたあと得点をつける。シュートインは2点、ディフェンスが守りきったら1点。特に「オフェンスリバウンドに行こう」と指示が出た。ジャンプシュートのあと後ろに下がるくせのある西塔には「シュートを打って見ていたら、試合で損をするよ」と注意する。その後は全体的にリバウンド争いでも激しく体をぶつけるようになった。そうしてファールぎりぎり、ファールをしてでも守り、決めるようになると、今度はファールコールを出すようになり、「手は上げたままで」などアドバイスをおり込んでいく。
　ここでコンビ代えをして、組み合わせは中川-瀬戸山、西塔-桜井、太田-竹内譲、竹内公-菅谷となった。瀬戸山は空中では有利でブロックショットも見せたが、「跳べるのは知っている。ブロックの前のミス(楽にシュートを打たれたこと)を注意しよう」と1段階上を求められた。太田は1on1が上達し、ゴールまで一直線で行かせてしまった竹内譲が「いなかったようだよ」と言われてしまった場面も。そしてこの回で最も熱かったのが西塔と桜井のマッチアップ。互いにA代表でやってきただけあって、ボールキープ・ドリブル・シュート・リバウンドと全ての部分で体がぶつかろうが手がたたかれようがボールを奪い合っていた。
　さらにコンビ代えをして中川-竹内公、桜井-竹内譲、瀬戸山-西塔、太田-菅谷。最後には中川-西塔、瀬戸山-桜井、太田-竹内公、竹内譲-菅谷。ここまで休みなく続けたのでシュートが汗ですべってしまう場面も見られた。菅谷はドリブルからのバンクシュートで力を抜けず大きく跳ね返ってしまっていたが、最後にバックターンから流れるようなフックシュートを見せてジェリコHCから「いいよ」と言われていた。
　続いてハーフコート4on4。チーム分けは、色：菅谷・竹内公・桜井・中川、白：太田・竹内譲・西塔・瀬戸山。太田の3ポイントで先行を決め、見事沈めると瀬戸山が「よっしゃ！」と初めて3部練に参加したとは思えない明るさでチームを引っ張っていく。特にインサイドのリバウンド争いは激しいが、太田がよくオフェンスリバウンドにからんでいた。途中シュートに気を取られて4人がバラバラになってしまっていたので中断して「ちゃんと作ってから」との指示。1本目はスクリーナーとして起点になった菅谷のジャンプシュートで21-14と色チームが勝った。
　 2本目は先の1on1のように当たり・プレッシャーが増し、ミスが即相手のチャンスになってしまうため大きな声も出るように。ジェリコHCも「バスケットぽくなってきた」と満足の様子。今回も21-17で色チームが勝った。
　2本目が終わった瞬間は皆膝に手をつく状態だったが、時計を見たジェリコHCより「11点先取でもう1本やろう」と3本目が始まる。途中1点差で競ったが、最後も11-6で色チームが勝った。
　このあと東野コーチのドリブルドリル。ボールを2個使ってドリルをやった後は、1人が前に出てその真似をした。中川が前に出たときはやはりさすがについていくのが大変そうだった。
　これで初日にして密度の濃い1時間半の練習を終えた。