<ジョーンズカップ男子合宿>
7月9日、日大体育館で、U-24日本代表ジョーンズカップ合宿が行われた。初日の今日は、夕方18:00から行われた。
明日は午前が同じく日大体育館で、午後からはNECニューライフプラザで、A代表チームとの練習ゲームを行う予定。最終日の午前は、同じくNECニューライフプラザでの練習が予定されている(開始時間未定)。

参加選手(9名):中川・瀬戸山・熊谷・佐藤・大西・加々美・大屋・石崎・蒲谷(途中参加)
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7/9(金)
まずはアップと2メンで身体を動かすと、1on1を行う。1人のディフェンスに対しオフェンスが2人で、ディフェンスはまず、オフェンスの1人とウィングから1on1を行う。
シュートが入るか、ディフェンスがリバウンドを取るかでその対戦は終了し、その後すぐにウィングかトップで待つもう1人のオフェンスにパスが入り、ディフェンスは素早く切り換えて再び1on1を行う。先と同じように対戦が終了すると、ボールを取って素早くサイドにいるコーチにパスし、反対ゴールに向かってダッシュして速攻に持ち込む。そして3/4コートにいるマネージャーからのパスを受けて、レイアップかダンクシュート、という流れ。さらに途中から、速攻のシュート後ディフェンスに戻ることを意識するため反対ゴールの前までのダッシュが追加される。
実はこの練習は、この日の午前中A代表が行っていた練習の1つで、見学していた山本ACが取り入れたもの。選手たちは戸惑いも無く、素早く対応し、1on1は白熱、速攻は瀬戸山・大西・加々美・佐藤がダンクに行き、またシュートもよく入っていた。

<今日の練習メニュー>
18:00 集合・円陣
18:10 アップ
18:30 2メン
18:35 4メンからのスクリメージ
18:40 1on1
18:55 2人組シューティング
19:00 3on3
19:30 2人組シューティング
19:40 クールダウン
19:50 円陣・終了

シューティングをはさんで、3on3。ここから蒲谷が参加する。チーム分けは、白:中川・瀬戸山・佐藤、紺:熊谷・蒲谷・大西、青:石崎・加々美・大屋の3チームで、ラリー形式で行われた。
最初の10分は、1本ずつ交代で行われたが、その後、シュートが決まった場合、オフェンス・ディフェンスが変わらず、そのままもう一度オフェンスができるようにし、決まった数を記録した。
白は中川が得点の起点となり、佐藤に合わせるスクリーンプレーが面白いように決まる。また、瀬戸山のスピードあるドライブや、ミドルシュートがよく決まり、リードする。青も蒲谷と大西のスクリーンを使った合わせのプレーがよく決まり、熊谷のボールキープ力もよく、白を追い上げる。なかなかペースが掴めず、連続してオフェンスができない青だったが、中盤からオフェンスリバウンドへの反応がよくなり、セカンドチャンスから得点するようになる。また、シュートもよく入るようになり、最後になって連続してシュートを決める。そうして追い上げた青だったが、白16本-12本青と、4本ほど少なく、ペナルティの3メンを行った。
最後に2人組シューティング(2人で50本イン)を行い、クールダウンして終了となる。
練習前にアシックスからのシューズ提供があり、ほとんどの選手とスタッフが真新しいシューズでの練習となった。終始声のよく出ている、活気のある練習が行えていた。

<インタビュー>

池内泰明ヘッドコーチ
選抜後ということで、コンディションを整える事を中心にやりました。選抜で負けて、その負けを個々がどう捉えているかが大切です。負けてはいけない、もし負けてしまっても、中身のある試合をしなくてはいけない。また、そういう取り組みの過程がとても大切な事を学んでほしいし、反省もしてほしい。あの時は”関東”をつけていましたが、今度はU-24とはいえ、”日本”の代表で、日の丸を背負ってやるのですから。それに、(ジョーンズカップでの)相手は強いですが、頑張れば全く相手にならないことはありません。一人一人がどこまで一生懸命やれるかが大切です。それもただ一生懸命と言うのではなく、1つのチームとして、チームの中で、それぞれのやるべきことを一生懸命にやらなくてはいけないのです。今回の合宿では、スキルとかそういうことでなく、チームとしての強さを持つために、メンタルを強くしていきたいですね。結局最後は”意思力”なのですから。」


前回の合宿を体調が悪い状態で切り抜けた大屋選手に話を聞いた。
大屋秀作選手(青学大)
「体調はばっちりです。足の方もあの時(前回合宿)に比べて全然痛くないですし。練習も楽しいです。プレー自体はまだまだですがね。外国のチームとは今年大学の方から韓国に行かせてもらったのが初めてで…でも、あんまり”外国人”って感じではなかったので(笑)、今度はオーストラリアとかドイツとかいますから、楽しみです。でも今は、まずチームのみんなに認めてもらえるプレーができるようがんばりたいです。折角のチャンスなので、いっぱい得るものを得て、自分の力にしたいですね。」

加々美裕也選手(拓殖大)
前回合宿では緊張がなかなか取れなかった。
「選抜があったので、こういう雰囲気にも随分慣れました。今はとにかく楽しみですね。がんばります!」

1on1:
佐藤をかわす石崎
3on3:
大西と佐藤
3on3:
中川と熊谷

<取材 渡辺美香/構成 北村美夏>
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