<ジョーンズカップ男子合宿>

7月16日、国立スポーツ科学センターで、U-24日本代表ジョーンズカップ合宿が行われた。初日の今日は、夕方19:00から開始し、熱気のある練習が行われた。
明日の午後にはA代表チームと、明後日の午前にはU-18代表チームと練習ゲームを行う予定。

参加選手(11名):中川・瀬戸山・熊谷・佐藤・大西・大宮・加々美・大屋・町田・石崎・菅谷(途中参加)
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7/16(金)
アップと2メン・3メンで身体を動かした後、3on3を行う。オフェンスのメンバーを固定し、スリークォーターからのスローイン(パッサーはスタッフ)で始める。ディフェンスはオールコートのマンツーマン。シュートが決まるかディフェンスがリバウンドを取るとこの対戦は終わり、オフェンスはすぐにサイドラインで待つ別のスタッフからスローインをもらう体制をとり、逆方向に向かって攻める。そして3本終わると、次の3人組にオフェンス入れ替える。様々な組み合わせで行い、それぞれのパターンやあわせ方なども見ていった。
中川・石崎・熊谷・瀬戸山のガード陣には、ドリブルでしっかりボールをフロントコートまで運ぶように指示が出される。だが、自分のチームではあまりドリブルでボールを運ぶ事のない瀬戸山は、何度かパスを急いでしまい、カットされたり味方とのタイミングが合わないことがあったが、池内HC、山本ACのアドバイスで、徐々にドリブル突破してフロントコートまでボールを運べるようになる。また、大屋のウィングでのカッティングの切れがよく、シュートもよく決まっていた。
フリースローを挟んでの4on4も、基本的には同じ形で、スリークォーターからのスローインで始め、ハーフコートでオフェンスを組み立てる。チーム分けは白:中川・瀬戸山・大宮・大西・佐藤、紺:石崎・熊谷・大屋・加々美・町田・菅谷で行う。ポストとの合わせや、スクリーンを中心
<今日の練習メニュー(午後)>
19:05 集合 アップ
19:25 2メン・3メン
19:30 3on3
19:50 フリースロー
19:55 4on4
20:10 フリースロー
20:15 5on5
20:25 フリースロー
20:30 5on5
20:45 シューティング
20:50 クールダウン
20:55 円陣
21:00 終了

にオフェンスを展開する。ここでは加々美のウィングでの動きが冴えていた。
さらにその流れのまま5on5へ。やはり3クォーターからのスローインで始め、オフェンスがシュートを決めると続けてオフェンスができるが、シュートが決まらずディフェンス側のボールになると、攻守が交代するルール。チーム分けは4on4と同じ。徐々に動きがよくなってくると、瀬戸山-佐藤・加々美-菅谷のピック&ロールや、大西-佐藤のハイ・ローの合わせなど、息のあったプレーが出てくる。途中参加の菅谷も、ポストで落ち着いてパスをさばいたり、パワープレーでシュートを狙うなど、積極的なオフェンスが出来ていた。
続いて前の合宿から取り組んでいる1-3-1のゾーンディフェンスの動きを5on5で再確認する。池内HCは、ボールマンとそれ以外の位置関係からのポジショニングやローテーションを何度も中断させながら、浸透させていっていた。ボールマンには基本的にマンツーマンでつくようにするが、どこまで追って、どこでチェンジするのかや、クローズアップ(ディフェンスがボールマンをピックアップして飛び出していく)に行く時のパターンなど、まだまだ動きを習得しきれていない様子だった。
最後にシューティングを5分間行い、クールダウン後終了となった。明日A代表とのゲームを控えているからか、とても集中した練習となっていた。

3on3:
ドリブルで運ぶ瀬戸山
4on4:
ウィングでのプレーが冴えた加々美
5on5:
佐藤に向かっていく菅谷

<取材 渡辺美香/構成 北村美夏>
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