<早慶定期戦・男子戦後半>

3Q:開始1分30秒、コートに戻った慶應大#13小松が早稲田大#4菅原のキープするボールに手を出し4ファール目を犯してしまいベンチに下がる。だが早稲田大がシュートを落とす間に、慶應大#8酒井の連続シュートで56-46と2桁差に開く。守っては慶應大#7竹内がリバウンドを支配して早稲田大にセカンドチャンスを与えず、慶應大#11香川のコーナーからの3ポイントシュートで59-46として残り5分30秒早稲田大のタイムアウトとなる。

  ここで早稲田大は#16近森・#17菅川がコートに入る。#16近森は1on1にいくが、2度続けてミスしてしまい、慶應大#8酒井の3ポイントシュートで62-46となる。だがこの後、自ら呼んでロングシュートを、速攻で

慶應大#13小松を4Fとして

慶應大#11小松の3Pが効いた
は#17菅川のアシストから3ポイントシュートを沈め、62-51と帳消しにする。

早稲田大#4菅原の気迫の
オフェンスリバウンド

気持ちの強さを見せた
早稲田大#16近森


  しかし、慶應大#11香川が再びコーナーから3ポイントシュートを返し流れを渡さない。この後はゴール近くでの争いが激しくなり、まず慶應大#18竹内尚がスティールからの速攻を阻まれる。そのカウンターで早稲田大#12岩隈がフリースローを得て、2投きっちり決める。さらに慶應大#8酒井のゴール下を守るが、#7竹内のリバウンドにファールを犯してしまい2投返される。すると早稲田大#4
菅原が飛び込みリバウンドからのシュートで2投返しと互いにフリースローによる得点が続く。

 早稲田大は集中を切らさず、#16近森のサイドラインまでボールが飛んでいく迫力のブロックショットも飛び出す。しかしそのスローインから慶應大#7竹内にゴール下で合わせられ、バスケットカウントを許し残り1分45秒70-55と
なる。#17菅川のリバウンドシュートがブロックに合うと、慶應大#7竹内に同じ形でフリースローを奪われきっちり決められる。

  慶應大は#12加藤がとどめの3ポイントシュートを狙うがこれが落ちると、早稲田大#12岩隈が速攻に持ち込むもこれがチャージングとなる。しかし残り30秒、慶應大#7竹内へのパスを早稲田大#16近森がカット、ルーズボールから#4菅原のカットイン、その目の覚めるようなアシストから#17菅川のフリーのゴール下につなげ、72-57と何とか15点ビハインドで終える。

早稲田大#16近森のパスカットから、
#4菅原→#17菅川の合わせのプレーにつなげる

早稲田#6押野が激しいディフェンスを見せる
4Q:早稲田ボールで始まるが、パスミスが出る。そのうちに慶應大#7竹内にリバウンドシュートを、#11香川に3ポイントシュートを決められ77-57と最大点差になる。だが慶應大#7竹内へのパスカットから速攻につなげ、息の合ったプレーで得点を返す。さらに#早稲田大12岩隈がカットインで慶應大#8酒井の4つ目のファールを奪い、外れたフリースローの2投目を#16近森が押し込み79-64とする。続けて慶應大#7竹内へのパスをカットすると、#12岩隈がカットインを決める。守っては#6押野が1線で激しいプレッシャーをかけ24秒オーバータイムに追い込む。そして#12岩隈のカットインに#13田上が合わせて残り6分30秒79-68とする。
早稲田#12岩隈は3Pを決めた
後も“すぐ戻れ”のジェスチャー
 この後速攻のパスミスなど早稲田大が足踏みをする間に、慶應大#7竹内がバンクシュートを決める。しかし早稲田大#16近森・#4菅原のオフェンスリバウンドから得点につなげ、#12岩隈の3ポイントシュートで4分を残して81-73と1桁差に迫る。慶應大はやむなくタイムアウトを取る。

 早稲田大は慶應大#7竹内を守り、空いた慶應大#12加藤のジャンプシュートも#4菅原がブロックし加点を許さない。#12岩隈のトップからのカットインにつなげ81-75とする。さらに慶應大#8酒井のゴール下を囲んで阻止すると、#12岩隈のアシストから#17菅川が慶應大#13小松の5つ目のファールを得る。これを2投沈め81-77とする。

  しかしその#13小松に変わった#4醍醐がすかさずコーナーからの3ポイントシュートを決める。早稲田大は#13田上にコーナーでボールが渡ると、マークが出てこないのを見て3ポイントシュートを放つとこれが吸い込まれる。ディフェンスでは慶應大#12加藤にプレッシャーをかけた早稲田大#6押野がファールとなると、ちょうど
2分を残してチームファールによるフリースローとなる。

 2投目が決まると、早稲田大#6押野はスピードで運んで#4菅原にアシスト、3点差とする。慶應大#8酒井の3ポイントシュートのリバウンドから#4菅原が1on1を仕掛け、マークマンをふっとばしてジャンプシュートを沈め残り1分20秒ついに1点差とし、慶應大のタイムアウトとなる。

 慶應大は3ポイントシュートが落ちるが、リバウンドを取ると#12加藤が“1本”というジェスチャーを示す。#7竹内のローポストの1on1はこぼれるが、自らリバウンドに絡み残り40秒慶應ボールのエンドスローとなる。ここでボールが入る前に早稲田大#4菅原がファール、チームファールによるフ

早稲田大#17菅川。残り2分30秒、6点ビハインドの
場面のフリースローで、ユニフォームの左胸をつかむ
リースローとなったところで早稲田のタイムアウトとなる。慶應大#11香川はプレッシャーのかかる中1投目を決めるが2投目は落とし、リバウンドを確保する。#6押野から#12岩隈へのパスはずれるがつかみ、左からのカットインにもちこむが慶應大#8酒井の攻守にあい、ゴールもファールも得られない。そのリバウンドは慶應大#7竹内ががっちり掴む。早稲田大は26秒を残して#12加藤にファールに行く。

  この2投目が落ち、リバウンドのルーズボールでラインを割るとこれが慶應ボールとなり、残り23秒早稲田大は3つ目のタイムアウトを取る。そして慶應大#8酒井にファールゲームにいくが、これを2投決められ89-84と5点差になる。#6押野が速く運んで3ポイントシュートを打つが外れ、このリバウンドも慶應大#7竹内が掴む。すぐさまファールに行くと竹内は1投目を落とし、残り13秒6点差とかすかな可能性にかけるが早稲田大はシュートを決められず、90-84で慶應大が逃げ切った。

慶應大#7竹内

慶應大#8酒井

早稲田大#4菅原へ

←早稲田大#6押野から
要所で働いたのはやはりこの2人
早稲田は劣勢でも合わせのプレーが見られたのが収穫
タイムアウト時は「慶應」「早稲田」コールの大歓声が響いた

残り1分を切ってのフリースローを見守る両チーム。慶應大は肩を組んでいる

ブザーと同時に慶應大ベンチ・OBのメンバーがコートへ

宙を舞う慶應大#4醍醐

表彰式

肩を組んで大合唱

<写真:北村美夏> 

塾生コラムメインへ