<WJBL2004-05 プレーオフ>                特集ページはこちら

 WJBLは、3月10日から大阪市中央体育館において、Wリーグ・ファイナルとなるシャンソンvs日本航空が始まった。3戦先勝でリーグ優勝が決まる。

 3月10日初戦は日本航空のオフェンスが機能しシャンソンに快勝した。

 3月12日平塚総合体育館で行なわれた第2戦は、シャンソンが日本航空のオフェンスの要である薮内夏を封じることに成功し、3点差で勝利した。


 1勝1敗のタイとなっての第3戦は3月13日に代々木第2体育館で行なわれる。


<WJBL ファイナル第2戦>
3月12日(土) 会場:平塚総合体育館


             

66

11
1st
15
63
シャンソン

20

2nd
14
日本航空
16
3rd
18
19
4th
16



スターティングメンバー
シャンソン:#0永田、#3三木、#7相澤、#8石川、#33河
日本航空:#6堀部、#7薮内夏、#10柳本、#11矢代、#13畑岸

シャンソン・薮内夏封じに成功!3点差で勝利し、1勝1敗のタイとする。
勝負強さを見せたシャンソン#0永田
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シャンソン 李ヘッドコーチ
「大変厳しい展開でした。今日はディフェンスがよかったです。チームの総力が上がってきました。これまで負けていましたから、選手たちの中にもその気持ちが残ってしまっていたので心配でした。それをどのようにして克服していくかと悩んだ時期もありました。今日の勝利で選手たちも自信が持てて、(不安は)解消されていると思います。今日の試合はとにかく「明日はない」という気持ちでみんなが臨んでいました。1戦1戦を最善を尽くすことはもちろんですが、常に「今日がなくては明日はない」という気持ちでいます。」

シャンソン #0永田選手
「今日はディフェンス・オフェンスともによく我慢してやれたと思います。出だしパッと離されて、これまでだったらそこで踏ん張りが利かなかったところですが、今日は立ち直って、我慢して追いつくことが出来ました。今日の試合ではディフェンスは自分たちがやろうとしていることが比較的できたので、これからの試合にむけて、一つの自信になると思います。
(日本航空に対してどういうチームと思っているのか?力的には?)うちのほうが上と言う気持ちは全くありません。JALは着実に力をつけてきていますし、今シーズンは負けています。
(日本航空に対するディフェンスは)JALもずっとああいうかたちのオフェンスをやってきているので、自分たちが中でしっかりとコミュニケーションをとっていかないといけないです。」

シャンソン #7相澤選手
「(日本航空に対するディフェンスは?)守り方はいつも言われていることなのですが、日によって当っている選手が変わってくるので大変です。薮内(夏)さんには私たちガードがつくとミスマッチになってしまうので、(渡邉)アッコや(石川)サチコがよく頑張ってくれました。
(日本航空に対してどういうチームと思っているのか?力的には?)手強い相手です。気持ち的に今日負けると切羽詰るので、絶対負けられないという気持ちでした。最近の試合でずっと負けているので、どこかで“歯止め”をかけたいという気持ちはありました。
(日本航空に対するディフェンスは)JALはスクリーンが上手くて、前が見えなくなるようにかけてきます。それをどうやって抜けていくかがいつも大変です。コミュニケーションをしっかりとっていかないといけません。また、コーナーでのプレーは自分たちだけではフォローできないのでスカイ(河)にもコーナーに出てもらってミスマッチにならないようにしました。今日はローテーションがとても上手くいきました。」

シャンソン #33河選手
「JALさんはディフェンスで自分のマークマンは絶対スイッチをしないので、そこを上手く使って、周りを活かすプレーを意識してやりました。今日は上手くいった部分もありましたが、まだボールが入ってからまわりを冷静にみることができないので、それが課題です。」

日本航空 林ヘッドコーチ
「今日はもうなにも言われないです。リバウンドで負けているので、どうしようもないです。一昨日のゲーム(10日の第1戦)でも前半はリバウンドがダメでしたが、後半よくなって、リバウンドで勝ったといってもいいです。今日はリバウンドで負けました。
(今日は2得点に抑えられた薮内夏選手に関して)第1戦は相手のプレッシャーがきてもしっかりと動いてくれましたが、今日は動いてくれませんでした。うちは4対5でバスケットをしているようなものでしたから、これも今日の敗戦の原因です。
(永田選手について)永田さんはドライブがすごいとか、シュートがすごいとかそういうだけの選手ではありません。リバウンドでもやられてます。センターはそれ(永田のリバウンド)を覚悟の上でプレーしなくてはいけません。今日はいつもよりよくなかったです。」


日本航空 #7薮内夏美選手
「監督のおっしゃったとおり、うちは5人全員で戦うチームなのに、ガードである自分が足が止まってしまいました。それで周りの選手たちも動きにくくなってしまって、本当に申し訳ないと思っています。今日は最後まで自分らしい動きが出せませんでした。
(シャンソンのディフェンスについて)相手のディフェンスは特に変わることはなかったです。プレッシャーをかけてきて、スイッチをつかってきました。そこと嵩にとってもっと攻撃に活かしていければよかったのですが、それが上手くできませんでした。うちのディフェンスも外に広がってしまって、中のスペースが空いて、ドライブなどのディフェンスの寄りが悪くなっていました。」


<WJBL ファイナル第1戦>
3月10日(木) 会場:大阪市中央体育館

             
73
21
1st
21
98
シャンソン
13
2nd
21
日本航空
18
3rd
20
21
4th
36

<取材 酒井陽・武山智史・渡辺美香  文・構成 渡辺美香>
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