西多摩・谷沢健一監督 2004.6.25
「練習は嘘をつかない。(監督就任した)2月からやって4カ月、その結果がキッチリ出たと思います」
明治安田生命に勝った西多摩倶楽部の谷沢健一監督が言う。
クラブチームと企業チームが対戦する都市対抗野球予選。練習量、施設等では圧倒的に企業チームの方に分がある。企業の一社員という枠組みの中で野球をやっている企業チームに対し、クラブチームは各自の仕事との兼ね合いで活動を行っている。試合が平日にある場合、ベストメンバーで戦えないということもある。今日の試合では西多摩の2番・関根の試合出場に際して、谷沢監督が電話で「試合に行かせてください」と上司に電話したという。
「クラブチームの監督でやりがいを感じることは?」と谷沢監督に聞いてみたところ、谷沢監督は笑顔でこう言った。
「試合や練習で朝、みんなが集まる時に点呼を取るのだけどその時かなぁ。来る人数によって練習内容や試合のオーダーを考えなくてはいけないし、いろいろやりくりしなくちゃいけない。でもチームの人間模様をかんじるんだよねぇ」
谷沢監督は続ける。
「野球界の現状に対しクラブチームに追い風が、流れが動いてきていると思います」
「燃えよ西多摩!」が今年のキャッチフレーズとなっている西多摩倶楽部。次は27日午前11時から、26日行われるシダックス対鷺宮製作所の敗者と西武ドームで対戦する。
(写真・3塁コーチャーズボックスに立つ西多摩倶楽部・谷沢監督)