京都府春季大会 京都フルカウンツ対甲賀健康医療専門学校戦 レポート 2004.3.20
 


<京都府春季大会>
 3月20日(土) 10:30試合開始 会場:西京極球場

フルカウンツ
甲賀健康医療専門学校
×

 (フ)鹿取、吉村ー森下 (甲)西岡−田中

 (3塁打)北野(フ)  

 


   今季初公式戦は7回コールド負け

3月20日、京都のクラブチームである京都フルカウンツは西京極球場で行われた企業チームが参加する京都府春季大会に初出場。甲賀健康医療専門学校(滋賀)と対戦し1対8(7回コールド)で敗れた。

 1回表、ツーアウト2塁から4番・北野がライトオーバーの3塁打を放ちフルカウンツが先制。先発ピッチャーの鹿取真央がスライダー中心のピッチングで2回をノーヒットに抑え有坂俊彦監督の「戦略通り」にゲームを進めていった。
 3回に1点を取られ同点となった4回、球数が多くなった鹿取はボール球が先行し四死球を与え、スクイズ、連係ミスなどにより一挙4点を失った。鹿取の後を受けた高校生の吉村は5回、緊張からかコントロールに苦しみスクイズ、エラーで2点を失う。
 1回に先制した打線は2回以降、甲賀先発の西岡にノーヒットで抑えられ7回で10三振。4回表には田中、北野、井上の3、4、5番が外角のボールを3者連続で見逃し三振を食らう。7回裏、最後は6番・久保田がピッチャーフライに倒れ7回コールドの1対8で敗れ、フルカウンツの今季初公式戦は黒星となった。

 

 試合後、有坂監督の口からは前向きな言葉が飛び出した。
 「今回この大会に参加したのは選手の自信を無くさせようと、現在の自分たちのレベルを知るためだったけど今日の試合を見ると逆に自信を持ったような気がする」
 「このチームは学習能力の高い選手が多いので、今日の試合でいろいろと吸収できたと思います。その分明日(大和高田クラブ)の試合はいい試合になりますよ」
 20歳前後の選手が多くを占め、メンバーの中には高校生もいる若いチームである京都フルカウンツ。翌日は2001年全日本クラブ選手権優勝の大和高田クラブ(奈良)と対戦する。

 
<取材・文 武山智史>

 

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