<ALL STAR WEEKEND 2004

8月15日、東京の新木場スタジオコースト(別名アゲハ)で、ALL STAR WEEKEND 2004が行われた。雨天、時間の関係でいくつかのプログラムが流れるも、バスケット尽くしの1日となった。

ALL STAR WEEKENDって?
ストリートを中心に、バスケットが好きな人による、バスケットが好きな人のための、年に1度のイベント。昨年は渋谷AXで開かれた。参加する・観る・学ぶ・触れ合うをコンセプトに、様々なプログラムが楽しめる。


<今年のプログラム>

AND1オーディション/記者会見 ミックステープツアー(11/3)の最終メンバー選考のため、最終候補者が2チームに分かれ4on4を行った。
その後、最終メンバーのほかに、ツアーの概要が発表された。
FREE STYLEバトル 東京№1決定戦 ボールを身体を使って、ハンドリング、ドリブルなどのパフォーマンスを見せる“FREE STYLE”。
優勝の“トイレットペーパー”君は独創的なパフォーマンスを披露した。
1on1東京最強決定戦(U-18、一般)

U-18覇者は、一見普通の高校生。
一般は、FAR EAST BALLARS同士の戦いとなり、インサイドプレーが持ち味の“まむし”を退けた、シュート力のある“JUN”が優勝した。
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ピックアップゲーム 上の2つのエリート8、ファイナル4の合間に行われた。森下雄一郎、中西淳らも参加した。
車椅子バスケエキシビションマッチ →詳細は下へ
パネルディスカッション
~日本のバスケを語る~

松本怜(専大)、AJ(FAR EAST BALLARS)、中西淳(米・サンタモニカカレッジ在籍中)、森下雄一郎(米・ABAプレーヤー)、納谷幸二(JBL・トヨタ自動車)、五十嵐圭(JBL・日立)、安直樹(車椅子バスケ)、Team-S代表、宮崎憲吾(イベント実行委員長・バスケット専門ショップPLAYERS)と多彩な顔ぶれ。だが、時間が押してしまい、一言ずつ述べるにとどまった。

Sause da Kids クラブチームSauseが、子供たちにも楽しむ場を用意していた。
ライブ、ダンス、ボールパフォーマンス FAR EAST BALLARSらが披露。惜しむらくは、“バスケットは良くわからないけれど、ヒップホップは好き”な人たちがこの場に少なかったこと。
・・・etc. 

<1on1東京最強決定戦>

一番最後に決勝を持って来たこのプログラムは、皆が注目する緊張感溢れる中で行われた。

多少の当りはオーケー、細かいステップと大きなフェイク。

一瞬の隙を突いて、外のシュートをクイックで決めた“JUN”が
優勝した。

<車椅子エキシビ>

一番盛り上がったのは車椅子バスケ。安直樹選手(アテネパラリンピック日本代表)ら、千葉ホークスとNO EXCUSEから2名ずつが参加した。

その前に1on1最強決定戦U-18決勝が行われていたこともあって、コートをぐるりと観客が取り囲む最高の状態でスタート。

まず1on1では、いきなり安選手が片車輪でのシュートを披露。その後の2on2でも、3ポイントシュートやピック&ロールなどのスピーディなプレーに
拍手が起こった。

あいにくの雨天となったが、途中上がると、外ではこんな光景が。

無造作に置かれたリングに、
自然と人が集まってくる。

“ストリート”を感じた
一場面だった。

もともとあるストリート仲間の輪が強く、本当にイベントに興味を持って足を運んだ人には入りにくい雰囲気も多少あった。

だが、ボランティアで進行を手伝い、終了後にはきちんとゴミ拾いをしていた姿もまた“ストリート”の顔である。

<取材・文 北村美夏>
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