<WJBL2004-05 プレーオフ>                特集ページはこちら

 WJBLは、3月10日から大阪市中央体育館において、Wリーグ・ファイナルとなるシャンソンvs日本航空が始まった。3戦先勝でリーグ優勝が決まる。

 3月13日代々木第2体育館で行なわれた第3戦は、シャンソンが試合開始からペースを握り、#33河・#0永田の得点で大きくリード。守っては日本航空の要である薮内夏を#8石川・#6渡邉がきっちり守り、24点差の大勝で優勝に王手を掛けた。


 シャンソンがあと1勝となって臨む第4戦は、3月15日代々木第2体育館で行なわれる。

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<WJBL ファイナル第3戦>
3月13日(日) 会場:代々木第2体育館


             

92

27
1st
18
68
シャンソン

18

2nd
17
日本航空
23
3rd
16
24
4th
17



スターティングメンバー
シャンソン:#0永田、#3三木、#7相澤、#8石川、#33河
日本航空:#6堀部、#7薮内夏、#10柳本、#11矢代、#13畑岸

シャンソン・機動力のあるオフェンスが爆発!連勝で優勝に王手を掛ける。
インサイドへの徹底したプレスディフェンスを見せたシャンソン
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シャンソン 李ヘッドコーチ
「今日は途中で相手が諦めた部分はありましたが、ディフェンスがいい感じでやれたことが大分効いていると思います。いい試合になりました。(薮内夏へのディフェンスは)動きが鈍くなっているのは確かだと思います。
(♯33河選手のプレータイムが今日も長かったが、プレータイムの調整は?)よく記録競技でコンディションの悪い時ほどいい記録が更新されることがあります。河選手も昨日38分のプレータイムで今日は無理かとも思ったのですが、今朝顔を見たら随分とすっきりとした表情をしていたのでいけるかなと思いました。無理ならすぐに交代させようと思ったのですが、動きがよかったので長めに使いました。
(あと1勝ですが)自分は最初から第5戦までいってもいいと思っていました。それは余裕とかではなく、1戦1戦をとにかくしっかりと戦っていくことだけ考えています。“あと1勝!”というおいしいことを考えずに、今まで通り戦うだけです。」

シャンソン #0永田選手
(今日は試合中エキサイトする場面も見られたが、今日の調子はどうだったのか)調子は悪くなかったです。(テクニカルファールの時は)自分自身でやってしまったことに落ち込みましたが、まわりでカバーしてもらいました。
(昨日の勝利は自信につながっていたのか)JALに対しては今シーズン負けていた方が多いので、昨日ディフェンスが上手くいって勝ったことで、これで勝てるというようなことではなく、ディフェンスを頑張ればゲームができるという自信がつきました。
(今までのチームと今年のチームの違いは?)大きく違うところはないのですが、今までずっと負け続けてきたことが経験になって、それでチーム力が上がってきてるように思います。さらに河選手、相澤選手も入ってくれましたし。今のチームはどこからでも点が取れるので、いろいろなことができますから、チームにも少し余裕が出てきました。
(あと1勝ですが)とにかくディフェンスを頑張って、リバウンドを取って、ルーズボールに飛び込んで、頑張るだけです。」

シャンソン #7相澤選手
(3ポイントシュートが今日はよく入っていましたが)自分としてもたとえあまりシュートが入らなくても、強気で攻める気持ちだけは忘れないようにと考えていました。
(昨日の勝利は自信につながっていたのか)昨日は絶対勝たないといけないゲームだったのですが、昨日勝てたことで(チームに)弾みがついたという面はあります。ディフェンスで相手を60点くらいに抑えれば勝利がくると改めて思うことができました。
(あと1勝ですが)“あと1勝”と言うことはあまり考えてません。シュートは調子のいい悪いがありますが、ディフェンスは気持ちを持ってやっていけばいくらでもできると思っているので、みんなで気持ちを確かめ合っていきたいです。」

シャンソン #33河選手
(プレーの出来は徐々にあがってきてるように思えるのですが)今日の試合ではいいパスが入ってシュートにいけたという所があり、まわりに助けられました。
(昨日の勝利は自信につながっていたのか)みんなでやればできるといことは改めて感じましたが、勝ったから余裕とかはないです。
(あと1勝ですが)次の試合もディフェンスからしっかりとやっていきたいです。」

日本航空 林ヘッドコーチ
「負けました。言うことはありません。)(試合前のミーティングではどんな話をされたのか?この場でどうこういうべきことではないと思いますが、薮内(夏)は昨日と同じようにやられてしまいました。
(シャンソン#33河選手に対してもっとファールをとりにいってもよかったのではないか?)別にそういう作戦は考えてません。河選手は(試合が)いけばいくほど成長し、上手くなっています。ディフェンスはもちろんですが、オフェンスも上手くなってます。今日はうちのディフェンスが全然できませんでした。
(最終クォーター薮内夏選手をベンチに下げたのは)ゲームができていないからです。精神力が足らない。ガードとしてゲームの流れ、チームの流れを判断してプレーしていかないといけないのに、それができていない。終わりまで出してもそれができないと思って下げました。それに薮内(夏)なしで他の選手がどこまでやれるのかやってみるということも必要でしたから。」

日本航空 #7薮内夏美選手
「昨日の反省を(今日の)プレーに活かす事ができませんでした。他のチームメイトにも申し訳ないです。
(第4戦に向けてチームを立て直すには)もう一度ディフェンスからみんなで修正して、プレーも、気持ちの面も切り替えて、頑張っていかないといけません。
(ベンチに下げってから何を思って試合を見ていたか)ベンチからいろいろと、自分のプレーと重ねながら見ていました。それと第4戦ではこういう(ベンチから試合を見るような)思いはしないように頑張らなければと思いました。」

<取材 酒井陽・武山智史・渡辺美香  文・構成 渡辺美香>
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