DEAF-JAPAN 2004 男子代表メンバー女子代表メンバー
デフバスケって?
1997年、「第1回全国ろうバスケットボール大会」開催をきっかけに、耳が聞こえない者(ろう者、聴覚障害者、難聴者)の間でバスケットボールを普及させ、発展させることを目的に協会設立。2002年度現在15チームが加盟。
男女とも2005年1月のデフリンピック出場が決定しており、強化を進めている。
健常者のバスケットとの違いは、審判のホイッスルに気付きやすいように黄色い手袋をはめていることのみ。

日本デフバスケットボール協会(JDBA) 公式HPはこちら
<デフ男子代表、デフリンピックへの意気込み> 1月5日から、オーストラリア・メルボルンにてデフリンピックが開催されます。12月の最終合宿でヘッドコーチ、キャプテンから世界大会に向けたメッセージを頂きました(原文のまま)。

林彩根HC
『月並みですが、『目標は?』って聞かれて、『金メダル!』って言えるほど若くもないし、このバスケットの世界に入って長いです。
わたくし自身は初めての世界大会ですが、前回の経験者の話や大会ビデオを見せてもらっての感想は、障害者の大会であるが障害者のレベルではない。と云うことです。

前回のイタリア大会から4年、その時は“参加する事に意義”があったでしょう。しかし、今回はそんな事は言わず、僕の好きな言葉『もっと上!』。
予選リーグのブロックにアメリカが入っています。デフのアメリカチームのサイトを見ても分かるように、流石に半端ではないです。
ヨーロッパのプロチームで活躍する者、NBAを目指す者、そのチームにどこまで通用するかを楽しみにしています。

予選リーグ、2位を目指し入賞できれば言う事なし。
そして、一番の目標はその経験を持ち帰り、次の大会(台湾)につなげられる大会にしたいです。

もっと上。』

福島主将
『いよいよ世界戦です。個人としては、2回目の挑戦になります。
初めて挑戦したときは、相手の高さに意識しすぎて、シュートするのを避けていました。
今回はそういうことにならないように、攻めていきたいです。
チームメイトの殆どは初出場なので、自分から積極的にサポートしていきたいと思います。
チームの状態もすごくいいので、モチベーションを高め、心を一つになって世界に挑戦します。
目標は、予選突破!!そして、林監督を泣かせたい!!』

デフ男子日本代表メンバーはこちら | インタビューはこちら

REPORTS
<男子>      
 ・第1回強化合宿 3/27〜28 大阪(松下電器体育館)
 ・第2回強化合宿 6/12〜14 東京(エクセレンス、
弥生クラブとの練習試合、
東芝との合同練習)
 ・第3回強化合宿 7/30〜8/1 北海道  
 ・チャリティマッチ 9/25 大阪(松下電器体育館)
詳細はこちら
 ・第4回強化合宿 10/2〜3 大阪  
 ・第5回強化合宿 11/13〜14 東京、埼玉(国立身体障害者リハビリ
テーションセンター)
※14日にJBL会場でイベント→こちら
 
 ・第6回強化合宿 12/18〜19 愛知県(岡崎市立矢作体育館)
 
 ・デフリンピック本大会 1/5〜16 オーストラリア、メルボルン

<女子>
「2002年10月に設立し、選考を経て、同年12月からスタートしました。それまでに候補合宿を計7回行い、選手13名が決定しました。今は、05年1月のメルボルン・デフリンピックに向けて強化合宿中です。
他の国と違って身長が低く、経験者が少ないので、スピードと粘り強さを武器にしていきたいと思っています。目標は、初出場でのメダルGETです!」(岡野HC)
 ・第1回強化合宿 3/13〜14 愛知
 ・第2回強化合宿 4/03〜04 愛知
 ・第3回強化合宿 5/01〜05  
 ・第4回強化合宿 7/16〜19 愛知(豊田織機との練習試合)
 ・第5回強化合宿 8/06〜08 千葉
 ・第6回強化合宿 10月(予定)  
 ・第7回強化合宿 11月(予定)  
 ・第8回強化合宿 12月(予定)  
 ・デフリンピック本大会 1/5〜16 オーストラリア、メルボルン

INTERVIEW
<デフ男子日本代表インタビュー>
6月12〜14日、来年1月のデフリンピックに向けて、東京で第2次強化合宿を行ったデフ(聴覚障害)男子日本代表。音のない中でどうやってバスケットをするの?―“心”があれば出来るんです。まだまだ発展途上、でも底抜けに前向きな代表の面々の声を聞いて下さい。

COLUMN
〈2〉 『今日はありがとうの日』 (9/25:男子チャリティマッチ) レポートはこちら

今日のデフ代表には、強化合宿で見せたような必死さはなかった。
ディフェンスで必要な“コミュニケーション”が声で出来ない分、ヘルプやローテーションが遅れてノーマークのシュートを打たれてしまうのはしょうながい。だが、オフェンスでは松下の選手の迫力におされて切り込んでいけず、ディフェンスでは怪我をさせてはいけないと気を使ったのか遠慮があった。
・・・続きはこちら

<取材・文 北村美夏>

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